１９６７年１０月１日に番組がスタートした深夜番組の代名詞『オールナイトニッポン』放送開始から４５周年を迎える日に、オールナイトニッポンで育った３人が夢の競演を果たす。今年６月には、吉田拓郎と井上陽水の２人が１５年ぶりのメディア共演が話題になったが、またまた夢のトークがラジオで実現する。今回のゲストは、９月２６日に３７年のアーティスト活動の集大成ともいえるコンプリート・ベスト・アルバム『ＯＰＵＳ～ＡＬＬＴＩＭＥ ＢＥＳＴ１９７５－２０１２～』をリリースした山下達郎である。坂崎幸之助とは別のラジオ番組で共演したことがあるが、吉田拓郎とはお互いラジオ局やスタジオで見かける事や、軽く挨拶をすることはあっても、対談をするのは今回が初めてのことで、もちろんメディア初共演となる。

今回の山下達郎の電撃出演は、吉田拓郎がこの番組で『俺は自分の曲以外の日本人はほとんど聴かないんだけど、例外は山下達郎。あの声は１日１回は聴きたい声だ。』と発言し、番組を聴いた関係者から達郎の耳に入り、今回の出演へつながった。

★山下達郎が語る“私的吉田拓郎史”

「吉田拓郎と山下達郎の最初の接点は？」という坂崎の問いに、達郎が何やらゴソゴソ。おもむろに取り出したのは１枚のレコード『山田パンダ／風の街』。吉田拓郎が手がけたこの曲のコーラスに参加したのが達郎が在籍したグループ・シュガーベイブだったのだ。

当時のカリスマ拓郎と、スタジオミュージシャンだった達郎の距離を語る山下達郎は「拓郎さんはボクとの接点はないとお思いでしょうが、ボクから見た拓郎さんとの接点は実はたくさんあるんですよ。拓郎さんとのお話ならボクは、２時間は話せますよ（笑）。」と知られざるエピソードが語られることに。拓郎との出会い、シュガー・ベイブ時代の話、共通のミュージシャンの話など“山下達郎私的吉田拓郎史”を披露し、点と点がつながっていく。その中で、達郎が「シュガー・ベイブ時代は、山本コウタローさんとかにも可愛がって頂いたんですよ。」と語ると、坂崎が「へ～。なんか合わないですね。フォーク畑ですよね。意外ですよね。」と言うと、拓郎は「山本コウタロー・・・。不思議だねぇ。俺の大好きなボーカリストの山下達郎が、俺の大嫌いな山本コウタローと・・・（笑）」と語った。

★吉田拓郎が山下達郎で“イッた”ハワイの夜

ハワイが好きな拓郎が、今から３０年ほど前にハワイに行った時にハワイで日本人向け放送のラジオＤＪをしている拓郎の友人に『今夜、山下達郎の曲をかけるから是非聴いてみて。ラジオから聴くといいんだよ。』と言われて聴いた曲が達郎の『LOVELAND, ISLAND』だった。拓郎は「ハワイに行って他人の曲なんか聴かないんだけど、そこまで言うならって事で聴いてみたら、いい曲だったね・・・。ハワイで気持ちがチビッちゃったね。やっぱり“声”って支配的だと思った。俺は、ハワイの夜、達郎で“イッた”ね（笑）。」と爆笑を誘った。

番組では、山下達郎の知られざる下積み時代のエピソードの数々と貴重なトーク、さらに達郎のサイン入りベストアルバム『ＯＰＵＳ』を欲しがる拓郎が山下達郎とクイズ対決を展開するなど濃い内容になっている。

この模様は、１０月１日（月）午後１０時から、「坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンＧＯＬＤ」（ニッポン放送をキーステーションに全国１８局ネット）で放送される。

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