パラリンピアン応援イベント「Sports of Heart」 Paralympians&Culture Festival 開催!

パラリンピアンの呼びかけにより、未来のニッポンのために健常者と障害者の枠を越えて、スポーツ選手、ミュージシャン、文化人たちが協力し合い、“すべての人たちが幸せに暮らせるニッポン”を目指すプロジェクト<Sports of Heart>が、3月3日、恵比寿ガーデンプレイスで開催され、パラリンピアンを応援しようと多くの方が、恵比寿ガーデンプレイスに集結しました。(開催日:3月3日、4日の2日間)

 

会場では入場料ではなく、入口で募金をすることができます。募金された方が、会場内へ入場できます。 

 

 

「Sports of Heart」オープニングセレモニー

☆スポーツオブハート実行委員会 委員長、特定非営利活動法人STAND代表理事の伊藤数子氏

 

パラリンピックの選手、パラリンピアンを応援しようという計画を一年半前からし、多くの支援・後援で開催することができたこと感謝の言葉を伝えた。そして、小学一年生の将来なりたい者について、男子の1位にスポーツ選手、女子の6,7位にスポーツ選手になりたいという声を聞く。しかし、養護特別支援学校、障害のある子供たちに、同じ質問をするとスポーツ選手になりたいという声はないという。何故なら、子供も親も周りにいる方も先生たちも、障害者スポーツがこんなにもたくさんあり、いろんな機能が失われている。例えば足が動かない、手が無くても、目が見えなくなっても、でもこんなにたくさんのスポーツがあり、アスリートがいるということを知らないからなのだと今の現状と将来の希望のメッセージを熱く語りました。

☆一般社団法人日本パラリンピアンズ協会会長、スポーツオブハート実行委員会副委員長の河合純一氏

 

パラリンピックに出られるということは、障害があるということ。目が見えないということは、障害と見られるかもしれない。足が麻痺していることが障害と思われるかもしれない。しかし、目の前にあった小さな段差そのものが障害ではないかと思う。スポーツを通じて、パラリンピックというのは、目の前にある障害、壁などを乗り越えていく。前に進んでいこうという気持ちを体で表現できるのです。そして、ロンドンのパラリンピックに向けて頑張っていけるようにしたいと熱く語りました。

 

来賓として、文部科学省平野大臣、厚生労働省牧副大臣、東京都スポーツ復興局長の細井優、大分県広瀬知事、英国駐日大使のデヴィット・ウォレンから祝辞をいただきました。

オープニングセレモニーの開会宣言は、「Sports of Heart」 応援団長の高橋尚子さん、川崎憲次郎さん。

バイオリニスト古澤巖さんの応援コンサート

アスリートによるトークショー

 

「壁を乗り越える方法」を題にトーク。

健常者も障害のある方も人生には壁があり、壁を乗り越えようとします。アスリートにようるトークショーでは、登壇者の壁の乗り越え方を語っていただきました。

 

大林素子さんは、幼い頃から身長が高いためにイジメにあった。子供の頃の夢はアイドル歌手になることだったが、自分の身長を生かすにはと考え、バレーボールを始めバレーボールが好きになり選手になった。身長で悩んでいたことを生かすことで、自分の壁を乗り越えた。

 

パラリンピアンの方々のトークでは、「今は車椅子の生活だが、事故で本当なら死んでいたはずの人間が、生きていて良かった。」と思い、20年間競技をしていること。「健常者だったら次にまだできるよねと余裕が持てるが、障害があると自分一人では生きれない、まわりに支えられている。他人の事を認められる、他人の事を考えられることが、生きていくために大切なこと。」と相手のことも考えられる心を持つことなどを語った。

 

人それぞれ、人生において壁を乗り越える方法があり、ポジティブな心を持てる素晴らしさを教えられたトークショーでした。

 

恵比寿を拠点に活動しているK-POPグループ「Apeace onyx」の応援ミニライブでは「パラリンピアンを応援しよう。」とコメント。

SHOW-YAの寺田恵子応援ミニライブ(寺田&角田)では、再結成7年ぶり22年振りのアルバムが発売され、5月にはライブ活動予定を報告。「参加できて嬉しく思う。アスリートのみなさんの強いエネルギーを見習いたいと思う。」とコメント。

 

 

会場には大分県のB級グルメのブースもあり、列ができブリの漬け丼やあたたかい味噌汁など大分の旨いものが楽しめました。

3月4日(日)の開催はでは、アスリートのトークショー、ダンスショー、応援ミニライブの開催予定。

 

公式サイト  http://s-heart.org/index.html

 

アジアエンタメLIFEでは、今後もパラリンピアンを応援していきたいと思います。

 

 

(取材:山口 優子/ 野地 理絵)

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