辻仁成が自身の芥川受賞作を中村獅童主演で、自ら舞台化!共演に片桐仁、村川絵梨!音楽はSUGIZOが担当! すべて異色の顔合わせの本作の稽古様子を、3月末に新しくオープンする、よみうり大手町ホールにて公開!

 

読売新聞創刊140周年記念として2014411日(金)より、よみうり大手町ホールにて、舞台『海峡の光』を上演致します。本作は、東京・大手町に2014328日より開場する「よみうり大手町ホール」において、柿落としにあたる、オープニングシリーズの演劇公演第1弾として上演する

この舞台の原作小説は、作家・辻仁成の代表作かつ最大のヒット作でもある芥川賞受賞作です。辻本人の拘りの作品であり、これまで映像化・舞台化に至らずにいましたが、このたび、本人の脚本・演出で舞台化致します。辻は、作家、映画監督、ミュージシャン、そして、舞台演出家としても活動しており、既存の演劇人には無い独特の世界感と斬新な作風を持っています。心に響く数々の台詞で作品に立体感を与え、称賛されており、演劇の新しい形を提案し続けてい

 

『海峡の光』は、かつてのいじめられっ子が刑務所の看守、いじめっ子がその受刑者となり、立場が逆転し、18年ぶりに函館刑務所で偶然再会するという物語で、心に潜む闇や人生の暗部を描いた名作として知られ、複雑な精神世界を青函海峡に擬え描いています。受刑者・花井修を演じるのは、現代演劇界の旗手として大活躍中の中村獅童。今回、辻仁成との強力な初タッグが実現します!刑務所の看守・斉藤を演じるのは、バラエティ・映画・舞台等、ジャンルを問わず活躍する片桐仁。また、斉藤の妻などを村川絵梨が演じ

 

19日(水)、開場前のよみうり大手町ホールで囲み取材を行い、中村獅童・片桐仁・辻仁成が稽古中の現在の心境を語りました。またその後、現在稽古中の一場面を公開した。

 

中村獅童(花井役)

「お二人と初めてという感じがせず、毎日楽しく稽古しています。とにかく辻さんの世界観についていくのに必死です(笑)。辻さんの原作・脚本・演出ということで、セリフは多いが、一字一句間違えられないしすごいプレッシャーです。こけら落とし公演ということで、いい劇場だし、精一杯頑張りたいです

 

片桐仁(斉藤役)

「毎日が緊張の連続です。辻さんと獅童さんのカリスマ度がすごくて、自分も舞台上で存在感を表せられるか不安ですが、毎日挑戦です。一笑いもないので、稽古中ちょくちょく笑いを入れて怒られています(笑)。辻さんの原作・演出ということで、辻さんが全てを担ってる神様みたいな存在。原作にはない全く新しいパートが半分以上あって、舞台のために相当書き直していました。自分もセリフが多く大変ですが、役を自分のものにしていきたいと思います」

 

辻仁成(脚本・演出)

「“中村獅童で「海峡の光」をやりたい”という話があったのですが、自分は舞台化は無理だろうと言いました。この作品は30代のときの自分にとって代表作だし、大事な作品だったので。しかし、獅童さんに会って、腹をくくりました。この男しかいないと。小説は斉藤が主役ですが、獅童さんが花井をやりたいと言ったので、それを書き直す作業が必要でした。稽古をしていくうちに二人のセリフも増えて、花井は3万字、斉藤も2万字弱あります(笑)。稽古をしてみて、獅童さんと片桐さんが思っていた以上・・という言い方は失礼かな(笑)、素晴らしいので、更にもっといいものにしていきたいです。SUGIZOさんに関しては、面識はありませんでしたが彼のバイオリンをたまたま聴く機会があって、素晴らしいと思い人づてに連絡をとりました。彼も是非に、と言ってくださったので実現しました。今日曲が届いたのですが、すごかったですよ

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