映画『光にふれる』公開記念イベントにAKB48松井咲子が登壇

映画『光にふれる』(2月8日()全国公開)の公開記念イベントが、5日(水)都内で行われ、AKB48の松井咲子が登壇した。

 

MC:では松井さん、一言ご挨拶をお願いします。

松井咲子(以下、松井):映画のイベントに参加させて頂くのは初めてで緊張しています。本日はよろしくお願いします。

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MC『光にふれる』は、世界中の観客に愛されマイナス評価0(ゼロ)とまで言われている、盲目の天才ピアニストの半生を映画化した作品ですが、ご覧頂きましていかがでしたか?

松井:観終わった後に主人公(ユィシアン)から勇気をもらえて、心あたたまる素敵な映画でした。自然と涙があふれてくるような映画で、でもそれは悲しさではなくて、良かったなと(いう気持ち)。夢は思い続ければ叶うのだと、勇気をもらえました。

 

MCこの作品は、あるトラウマから表舞台に立てなくなってしまったピアニストが、親や友達からの愛に包まれて、逆境を乗り越え夢へと飛び立つ姿を瑞々しく描いた物語ですが、これまでの体験から共感できるシーン等はありましたか?

松井主人公ユィシアンのお母さんが、ユィシアンのために大学を手取り足とり案内しているシーンで、家族の愛情が感じられて印象的でした。私がAKB48に入ったきっかけは母が応募したことで、そのきっかけがなければAKB48に入ることもなかったですし、ピアノのお仕事もなかったと思うので、母や家族の支えで夢に近付けている、という面で共感しました。

 

MC:芸能界に入ると逆境がたくさんありそうですが、くじけそうになったことは?

松井何回もあります。AKBの姉妹グループにもピアノが上手な子が出てきて、世代交代かな、と焦ったこともありましたが、大島優子ちゃんや宮澤佐江ちゃんが「ピアノのライバルがいるのはいいことだよ。それできっと咲子も刺激を受けて成長できるから」と、すごく優しく声を掛けてくれたのを覚えています。

 

MC松井さんはTV放映された芸能界特技王決定戦のピアノ部門での優勝や、ピアニストとしてのデビュー作「呼吸するピアノ」で史上初となるオリコンTOP10入りなど、ピアニストとしての才能も発揮されご活躍されていますが、同じピアニストからみて、主人公の奏でるピアノをどのように感じますか?

松井:本当に繊細で綺麗です。聴いているだけで心地よくて、色で表わすと真っ白。心で演奏されている、聴いているだけで伝わってくるというのがとても素敵です。映画ではぜひご本人の演奏部分にも注目して頂きたいです。

 

MC:この映画は、どんな状況にあっても、夢をあきらめない大切さというテーマが描かれています。ピアニストとしての松井さん、AKB48の松井さんのそれぞれの立場で、今の松井さんの夢を教えて頂けますか?

松井:(ピアノは)聴いている方に感動を与えられるような演奏をしたいと思っています。(夢は)私は話すことが好きで、MCアシスタントとしてラジオのレギュラー番組を持ちたいです。また、AKB48のチームAでは最年長なので、若い子たちを支えつつ、そして若い子や同期・先輩と協力しつつAKBグループを盛り上げていきたいです。

 

MCそれでは、最後に映画の見所を一言お願い致します。

松井:観終わった後に、本当に心があたたかくなり、勇気やパワーもらえる映画です。家族やメンバーにも観てもらいたいな、と思っています。一人でも多くの方に『光にふれる』を観て頂けるよう、ぜひ劇場に足を運んでもらいたいです。

 

イベント終盤には松井さんによるピアノ生演奏が披露された。「心の譜面」というこの曲は『光にふれる』の主人公ユィシアンが盲目のピアニストで全て譜面を心(記憶)の中に入れている、ということにちなんで選ばれた一曲。

【物語】 生まれつき目が不自由なユィシアンは、たぐい稀なピアノの才能を持ちながらも、幼い頃にコンクールで起きた事件がトラウマとなり、表舞台に立つことができなくなっていた。ピアニストを夢見るも、叶える術を知らないユィシアン。そんな彼をいつも近くで見守ってきた母は、心配な気持ちを抑え、彼が将来音楽を仕事にして自立できるようにと、台北の音楽大学に通わせることにする。家族と離れた都会での暮らしや、健常者であるクラスメイトとの間にはだかる壁は、彼に大きな戸惑いを感じさせ、不安な毎日が過ぎていく。ところがそんな彼の生活は、ダンサーを夢見る少女、彼の音楽と人柄に惹かれて集まった仲間との出会いによって光に満ち溢れた世界へと変わってゆく―厳しい現実の中でも夢を追い続ける彼女にもらった勇気と、垣根のない仲間たちの友情に支えられ、ユィシアンは、夢に向かって飛翔していく―© 2012 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved.

提供:ウォン・カーウァイ  監督:チャン・ロンジー  音楽:ウェン・ツーチエ、ホアン・ユィシアン

出演:ホアン・ユィシアン、サンドリーナ・ピンナ、リー・リエ、ファンイー・シュウ

2012/台湾・香港・中国/110/中国語/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD  原題:逆光飛翔(英題:TOUCH OF THE LIGHT)/日本語字幕:樋口裕子

提供:クロックワークス、ショウゲート  配給:クロックワークス  公式HP:hikari-fureru.jp

2月8日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿他全国ロードショー

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