「市川海老蔵 古典への誘い」製作発表会見

 

『市川海老蔵 古典への誘い』の製作発表会見が、25日(月)都内で行われ、市川海老蔵が登壇した。

 

伝統芸能をよりわかりやすく多角的に味わって頂こうと、市川海老蔵が自ら企画し、初回となった2012年の公演では、能の「石橋(しゃっきょう)」と歌舞伎舞踊の「連獅子」を上演しました。同じ伝説を素材としたこの二つの演目について、また、能と歌舞伎という異なる伝統芸能について、素顔の海老蔵が解説をさせて頂くというプログラムで好評22013年のテーマは“清元”。この公演では清元の中でも対照的な「保名」と「お祭り」の2演目を海老蔵が踊り、素顔の海老蔵の口上や、清元のみの演奏で行われる「玉屋」など江戸歌舞伎の粋で華やかな世界を届けた。そして3回目となる2014年の公演は、2012年初回の再演として挑

 

登壇者コメント

【市川海老蔵コメント】

 

今回の内容は、2012年の初演に行った能楽の「半能『石橋(しゃっきょう)』」と歌舞伎の「舞踊『連獅子(れんじし)』」を行います。再演ということで、今回はより「古典に戻す」という意味で、前回割愛したものもさせて頂きます。前回は、素晴らしい能の皆様とご一緒して能楽への姿勢を感じさせて頂き、潔さの中にある情熱や伝承を感じて影響を受けました。今回はさらにそれが自分の身になることがテーマです。体に覚えさせ、海老蔵の「連獅子」が変わっていくことを今年の意気込みとしたいです。

 

 

今回の八千代座での公演では、娘の麗禾(れいか)さんの初お目見え。

 

近年、娘が歌舞伎に興味を持って、「パパが見たい、大きいじいじが見たい、勘三郎さんが見たい」と自分でDVDを再生して観ています。どうやら播磨屋のおじさんが好きみたいです(笑)。

稽古はいつからしているのか?との問いには

 

妻の胎内にいた頃から始まっているとも言えるし、そういった環境で育っているというのが大事なんでしょう。実は、口上はもう出来てるんです。「海老蔵です!團十郎です!」と言って、麗禾ですとはまだ言えないんですけどね(笑)。自分なりのにらみもやっていて、親バカですが「おお!なんだ!!」と思うこともちらほらあるんですよ。

 

息子・勧玄(かんげん)君の顔出し・初お目見えについて

 

彼は歌舞伎役者になってもらわなくてはいけないので、顔出しについては、遅かれ早かれ出るなら早い方がいい、と親の覚悟を決めました。『ABKAI』を観に来たんですけど、おとなしい性格の彼がすごく大きな声を出して、生まれてきて一番大きいリアクションだったと思います。これからも彼に刺激を与えられる芝居を父親として見せていきたいです。

 

東北の被災地での公演は海老蔵さんの意向

 

ずっと行きたいという想いがありました。震災の直後から行きたかったのですが、歌舞伎役者として行きたかったので、諸々の準備が必要になりました。すぐ行けないのであれば、継続すること、風化させないことを大切にして、今回準備が整いようやく行かせて頂くことになりました。今回伺えるのが本当にありがたいです。今後も私なりにできることを務めていきたいです。

 

 

『市川海老蔵 古典への誘い』

【演目】オープニングトーク 市川海老蔵 /半能「石橋」 /舞踊「連獅子」 市川海老蔵・市川福太郎 

【日程】201436日(木)~25日(火) 観世能楽堂他 全国7都市

【企画】市川海老蔵     【制作】株式会社3Top・有限会社三響会企画 

【制作協力】全栄企画株式会社     【協力】松竹株式会社

 

チケットぴあ
Asiaent_Lifeをフォローしましょう

<人気記事>