『アマテラス』演出・主演 坂東玉三郎、特別出演の元宝塚男役スター・愛音羽麗から初日コメント!

 

『アマテラス』

坂東玉三郎と鼓童

 

2000年、坂東玉三郎は鼓童の演出のために佐渡に招かれ、200311月に「鼓童ワン・アース・ツアー スペシャル」で鼓童単独の舞台を初演出。玉三郎が佐渡・鼓童村でメンバーと寝食を共にし、稽古を重ね、約2年の歳月を経て上演し好評を博した。その後、さらに交流を深め、両者2006年に初共演となる「アマテラス」を初演、翌年には歌舞伎座でも上演。出会いから13年の時を経て、20124月には玉三郎が鼓童の芸術監督に就任。さらなる飛躍を目指し、玉三郎と鼓童の新たな挑戦が始まっている。

 

歌舞伎界の立女方、人間国宝である坂東玉三郎と、太鼓を中心に伝統的な音楽芸能をベースに創作活動を行い世界中で公演する“鼓童”との初共演作となった「アマテラス」。有名な日本神話を題材とした本作は、「鼓童と共演するならば神話を」という玉三郎のひらめきから誕生しました。そして、物語の情景や登場人物の心理描写を太鼓、笛箏などで表現した鼓童の力強い演奏と、慈愛、怒り、悲しみといった様々な感情を表現した玉三郎による舞踊が見事に溶け合い、音楽舞踊劇として高い評価を得たのです。特に、天の岩屋戸から再び姿を現したアマテラスの優美な舞いと洪水のような和太鼓の音色は、会場にも物語同様の光と歓喜をもたらしました。そこへ今回は、昨年宝塚歌劇団を退団したばかりの人気男役スター・愛音羽麗の特別出演が決定いたしました。在団中は女役も演じるなど枠にとらわれることのないのびやかな演技と、多くのファンを魅了したダンスは高い評価を得ていましたが、その実力が玉三郎にも認められ、本作の参加へと繋がったのです。 破壊と創造、そして調和へ、新たな創造の道をひらく舞台が、再び幕を開けます。

撮影:岡本隆史



 

コメント

『アマテラス』という作品は、鼓童と私の思い出深き初共演作品でございます。 鼓童さんから、舞台で私との共演をというお話を頂き、私が初めて佐渡の鼓童村を訪れましたのが2001年のことでした。以来、太鼓芸能集団鼓童と親交を深めるなか、まずは演出家として関わらせて頂くこととなり、2003年に『鼓童ワン・アース・ツアー スペシャル~ 佐渡へ』という作品を創りました。

そして、鼓童の皆さんと稽古を重ねるうち、将来共演するにあたっては、太古の日本神話の世界こそまさに鼓童の奏でる太鼓と調和するのではないかという思いに至り、『アマテラス』が生まれたのです。神話を舞台の作品として作り上げますことは大変難しいものでございます。

今回ご覧頂きますとおり、音楽と舞踊で綴ることで成り立たせることが出来ましたのは、作品に携わる多くの芸

術家の方々、そしてまたスタッフの皆様のお陰様と今つくづく思うのでございます。本作は鼓童の結成25周年記念公演として2006年に世田谷パブリックシアターにて初演を致しまして、続いて京都南座での上演、翌年には歌舞伎座で再演をさせて頂き大変多くのお客様にお楽しみ頂きました。

その作品をこの度こうして7年振りに再演させて頂けますことは大変幸せなことでございます。今回の『アマテラス』では、元宝塚歌劇団の愛音羽麗さんを「アメノウズメ」役でお迎えしました。振付はKAZUMI-BOYさんで、演出の部分でもかなり助けて頂きました。また鼓童のメンバーも7年という年月を経て更に新しい配役で参加致します。 今一度新たな気持ちで練り上げ、皆様に新鮮な作品としてお届け出来ますように最善を尽くしたいと思っております

 

坂東玉三郎

 

劇団を辞めて一人になって、仲間といることがどれだけありがたかったかを実感していたところだったので、 またこうして新しい仲間に出会えたことが、とても嬉しいです。早く鼓童のみなさんのレベルにたどり着いて、玉三郎さんの思い描かれる世界観に近づきたいです。

 

愛音羽麗

 

日本ロレックスpresents「アマテラス」

 

【演 出】

坂東玉三郎

 

【出 演】

坂東玉三郎

鼓童

愛音羽麗(元宝塚歌劇団男役スター・特別出演)

 

【東京公演】

201374日(木)~28日(日)/赤坂ACTシアター

当日券・立見券あり

 

お問合せ チケットスペース03-3234-9999(オペレーター対応)

 

 

【地方公演】

福岡・博多座

201395日(木)~29日(日)

 

京都・南座

2013105日(土)~27日(日)

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