沢村一樹、臼田あさ美出演舞台「しゃばけ」公開舞台稽古

18日(木)、赤坂ACTシアターにて囲み取材及び公開抜き舞台稽古を行われ、沢村一樹、臼田あさ美、宇梶剛士、高橋光臣が登壇した。

13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、 シリーズ累計580万部を突破した、人気作家・畠中恵のベストセラー小説「しゃばけ」。2002年にラジオドラマ化、2007年にはテレビドラマ化もされ話題となった「しゃばけ」が、20134月初舞台化致します!420日(土)より赤坂ACTシアターにて開幕する本作は、虚弱体質で外出もままならないが明晰な頭脳で怪事件の謎を解く若だんなと、動けない若だんなの手足となって探偵活動をする妖怪たち…。

 

一見、おどろおどろしい世界を独特のユーモアで再現するのは、舞台「焼肉ドラゴンや「僕に炎の戦車を」等、話題作を生み続けている脚本・演出家の鄭義信。主演の一太郎には、テレビドラマ「浅見光彦シリーズ」の主演を務め、NHK「サラリーマンNEO」では三枚目役を演じるなど俳優活動のみならず、バラエティ番組の司会までこなし、近年では絵本作家としてもデビューするなど幅広い活躍をみせる沢村一樹。本作が11年ぶりの舞台出演となります!共演者には、本作が初舞台となる臼田あさ美に加え、宇梶剛士、高橋光臣、マギー、山内圭哉、麻実れいら、個性派キャストが揃いました。 ミステリーのおもしろさ、江戸の粋な情緒、そして、ファンタジーとしての奇想天外さ…「しゃばけ」につまったモザイクのような要素は、映像よりも舞台でしか再現できないかもしれません。妖たちが舞台を所狭しと駆け回り、歌い、踊る……いわば、妖怪版「歌う狸御殿」! そして、結末の『炎』は如何に表現されるのか…。

 


<囲み取材>

沢村さんが舞台11年ぶりって意外な気がしますが、11年ぶりの舞台はいかがですか?

 沢村11年ぶりで2度目年ですけど、今回ほとんど勘でやってます(笑)

 

勘とは?

 沢村:「このシーンのセリフなんだっけ?」って時もありますが、意外とできるな、って(笑)

 

今回の舞台への意気込みを聞かせてください。

沢村:舞台って緊張するけど、お客さんが目の前にいた方が楽しめるなって思っています。笑いもある舞台なので、お客さんがどこで笑うか反応が楽しみです。

 

稽古を始める前に「降板するかも・・」とおっしゃってましたが?

宇梶:そんなことぬかしてたのか!!

沢村:降板いつがギリギリかな…明後日くらい?僕のセリフは光臣くんが覚えているからいいんじゃないかな?まだ間に合うよね?(笑)11年ぶりの舞台で、僕が一応座長ってことになっているけど、裏座長の宇梶さんもいてくれたし安心して稽古が出来ました。

 

裏座長から見て座長の沢村さんはいかがでしたか?

宇梶:沢村さんは激しすぎずおとなしくもなくいい意味で真ん中の人人をリラックスさせるのが上手な、そういう星の下に生まれてきた人なんだと思う。焼き肉10万円おごってくれたし。

 

なぜ10万円も焼き肉おごったんですか?

沢村:2時間かけてそんな空気を作られたんですよ。宇梶さんがみんなを食事に誘いやすいような空気を作ってくれたから一緒に焼き肉に行けたし、みんながまとまったと思います。

 

臼田さんは初舞台ですが、いかがですか?

臼田:最初の一週間は覚える事だらけで大変でした。二週間目ぐらいからは楽しくなってきて、皆さんの作る素晴らしい空気を感じながら、足を引っ張らないよう頑張らないとと思っています。

 

沢村さんはどんな方でしたか?

臼田:沢村さんは本当に優しくて…気さくで…おおらかで…(※宇梶さんが後ろで言ったことを続けて言っている)いつもおいしい差し入れをくれて、みんなのお腹も心も支えてくれるような人です。

沢村:(宇梶さんの後に続いて臼田さんが話している事に対して)どこかの親子みたいだな!(笑)臼田さんはどうも警戒心が強くて…今だってほら、僕とは距離があるけど、宇梶さんにはくっついてる!

臼田:警戒してないですよ!(笑)

 

高橋さんは今回沢村さんの腹違いの弟役ですが、稽古場のお兄さんはいかがでしたか?

高橋:僕が悩んでる時でも、話しかけてくれて力を合わせてやっていこうと言ってくれるので感謝しています。

沢村:僕も20年前はそうだったと思いますけど、とにかく爽やかですね。宇梶さんは時々ハリソン・フォードに見えるけど、光臣君は若い頃のトム・クルーズっぽいよね。

高橋:(報道陣に向かって)記事になったら、あとで切り抜くので、今の書いておいてくださいね!

 

最後に見どころをお願いします。

沢村:宇梶さんとは同僚の役などが多いけど、今回は幼なじみで僕が宇梶さんに偉そうに話しているのが見どころかな(笑)

宇梶:そこかよ!

沢村:あとは、笑いの多い作品ですが、「しゃばけ」という言葉の持つ意味が「欲」という事なんですけど、それぞれのキャラクターがどのような欲を持っていて、どう向き合うのかというところを、笑いながらも自分はどういうタイプなのかを考えて頂けたら、より楽しんで頂けると思います。

 

 

<アトリエ・ダンカン プロデュース『しゃばけ』公演概要>

原作:畠中恵『しゃばけ』(新潮文庫刊)  脚本・演出:鄭義信

出演:沢村一樹、臼田あさ美、宇梶剛士、高橋光臣、マギー、山内圭哉、麻実れい ほか

東京公演 2013420日(土)~29日(月・祝) 赤坂ACTシアター

大阪公演 201357日(火)~12日(日) 新歌舞伎座  

金沢公演 2013515日(火)金沢歌劇座

 

【あらすじ】

江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。

そんな一太郎の周りを取り巻くのは、人ではない妖(あやかし)たち。お目付け役兼護衛の手代・佐助と仁吉は犬神と白沢の妖。ほかにも鈴の化身の鈴彦姫や獺(かわうそ)など、若だんなの周りには不思議なものたちがいっぱい。

ある日、周囲の目を盗んで出かけた一太郎は、殺人現場を目撃してしまう。なんとか逃げ延びるも、その後、猟奇的殺人事件が次々と起こり、ついに、一太郎と妖怪たちは事件解決に乗り出すことに。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。

 

 

【お問い合わせ】

東京公演:アトリエ・ダンカン 03-3475-0360(平日12001800

大阪公演:新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222 (10001800

金沢公演:北國新聞社事業局 076-260-3581

 

【公式HPhttp://www.duncan.co.jp/web/stage/shabake/index.html

【公式ツイッター】@shabake_stage

 

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