藤井隆主演「うかうか三十、ちょろちょろ四十」稽古が本日スタート!

執筆から55年間上演されていない、昭和33年の井上ひさし幻のデビュー作『うかうか三十、ちょろちょろ四十』の稽古が本日スタート! 主演・藤井隆 ほか、本作にかける意気込みコメントをお届け!!! 

1958年(昭和33年)、24歳の井上ひさしは上智大学に籍をおきながら浅草フランス座の文芸部員としてコント台本を執筆する他、ラジオドラマや芝居の脚本を次々に執筆。同時に戯曲を何本も書き続け、その年の文部省芸術祭脚本奨励賞を受賞したのがこの「うかうか三十、ちょろちょろ四十」です。本作は、井上作品の中で初めて活字となり、彼の長い作家人生の原点となった作品であるとともに、これまでこまつ座で一度も上演されていない幻の名作です。執筆から55年、こまつ座100回公演を目前に、満を持して本作をいよいよ5月に初上演する! 

 


出演は、おとなしい人柄ながら村に混乱をもたらすとのさま役に、藤井隆。とのさまに恋される娘ちかを演じるのは、福田沙紀。ちかの夫権ずは、ミュージカル「テニスの王子様」でデビューを果たし、D-BOYSで活躍中の鈴木裕樹 。 そして、こまつ座初出演となるこの三人を経験豊かな演技派の田代隆秀と小林勝也が支えます。

 

井上ひさし流ブラックユーモアを、耳に心地良い東北弁にくるみこんだ、井上エッセンス満載の話題作!1984年に旗揚げされたこまつ座の記念すべき九十九回公演となる本作に、どうぞご期ください!

 

井上ひさしについて

1984年に自作のみを上演する「こまつ座」を旗揚げ。1969年の『日本人のへそ』から、遺作『組曲虐殺』まで七十近い戯曲を書き下ろす。直木賞、紀伊國屋演劇賞、読売文学賞(戯曲部門・小説部門)、吉川英治文学賞、菊地寛賞、朝日賞など、受賞歴も数多く、2004年には文化功労者に選ばれ、2009年には戯曲を中心とする広い領域における長年の業績で恩賜賞日本藝術院賞を受賞。201049日逝去。

 

 

~井上ひさしの命日である4月9日(火)、稽古初日を迎えたキャスト・スタッフから最新コメントが到着!~

主演:藤井隆

 この作品にお声をかけていただいて、光栄でうれしく思っています。東北弁のCDを事前にいただいて聞いていましたが、実際に稽古場で声に出して読んでいると楽しくなってきました。稽古中、存分に楽しませていただきますので、本番が始まったら皆さんにも楽しんでいただけるよう頑張ります!

 

演出:鵜山仁

生きていくにあたっての幸せ、死んでいくにあたっての幸せ。幸せとはどういうものなのか…。読めば読むほど怖くなる、謎がいっぱい詰まった作品です。内容を充実させたものにしていきたいと思います。

 

こまつ座代表取締役:井上麻矢(井上ひさしの三女)

 この作品は、井上ひさしの原点と言われている作品です。今回、こまつ座での初上演が決まって、いよいよ本日から稽古が始まります。やっとこの日がやってきました。良い命日にしていただき、ありがとうございます。 

 

こまつ座 第九十九回公演・紀伊國屋書店提携 「うかうか三十、ちょろちょろ四十」

日程:201358日(水)~62日(日)

会場:新宿南口・紀伊國屋サザンシアター

作:井上ひさし

演出:鵜山仁

出演者:藤井隆 福田沙紀 鈴木裕樹 田代隆秀 小林勝也 ほか 

 

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