映画「クロユリ団地」舞台挨拶に前田敦子、成宮寛貴が登壇

24日(日)、沖縄コンベンションセンターにて、『沖縄国際映画祭』の「特別招待作品「クロユリ団地」の舞台挨拶が行われ、中田秀夫監督、前田敦子、成宮寛貴が登壇した。

 

「クロユリ団地」は高度成長期による人口増加とともに、全国に急増した団地が物語りの舞台で、そんな団地で暮らし始めた一人の少女・二宮明日香が、次第に恐怖と孤独に因われてゆく様が描かれている作品。

 

朝4時から並んで舞台挨拶を楽しみにされていたお客様の姿も。予告編ではあまりの恐怖で悲鳴が・・・そして、3人が舞台に登場すると拍手と割れんばかりの歓声が沸きあがった。

 

前田は「予告編で会場から悲鳴が沸き起こったのを聞いて嬉しかったです」と観客の反応に大満足。成宮は「やっとみなさんに観てもらえるので、思いっきり絶叫してスッキリしてほしい」と挨拶した。中田監督は「『沖縄国際映画祭』は”Laugh&Peace”がコンセプトなのに暗い映画で真逆なのですが・・・」と恐縮した様子だった。そして「ホラー映画のエンターテイメント性として楽しんでいただければ」と、観客にアピールした。

 

舞台挨拶後の写真撮影の準備のため会場が暗くなった途端、用意されていた映画のパネルの中から、ミノル役の田中奏生くんが飛び出てくるというサプライズに、前田と成宮は絶叫し、飛び上がるほど驚いた様子。成宮さんは「(知らされていなかったので)ちょっとしびれました」とサプライズが大成功となった。

記者会見では、前田は「ホラー映画だけど、撮影現場自体は、和気あいあいでやりやすかった」、成宮は「監督場かなり粘って撮る方ですが、(その度)前田さん集中力は凄かった」と前田の撮影に挑む姿勢に感心したことを語った。

 

最後に中田監督は「ホラーを撮りはじめて20年が経ち、まわりからは巨匠といわれているが、まだ新人のつもりで勉強中の身です。20年の集大成となるべくホラーの技法などを全て(この作品に)つぎ込んでいるので楽しんでもらいたい」と映画の魅力を話した。

 

ホラー映画の巨匠『リング』シリーズの中田秀夫監督が挑む、日本恐怖映画の最高峰。世界は新たな恐怖を目撃する。

1998年に“貞子”ブームを生み出した映画『リング』を発表、日本のみならず、アジア、ハリウッドで大きな話題となり、世界中を恐怖に陥れた恐怖映画の巨匠・中田秀夫監督。あれから15年の歳月を経て、恐怖、悲壮、狂気、絶望、その全てが今までの作品を凌駕した、映画『クロユリ団地』で再び世界を震撼させる。

日本中にあるありふれた景色でありながら、同じ形の建物が並ぶ奇妙さ、隣に誰が住み、何をしているか分からないという不気味さを併せ持つ、時代に取り残された場所・団地。その団地を舞台に、孤独が呼び寄せる恐怖の連鎖を描き出す。

数々の女優の新たなる魅力を引き出して来た中田監督が新たなヒロインに抜擢したのは、女優としての今後の活躍が期待される前田敦子。そして、彼女を救おうと奔走する男に、『相棒』シリーズに出演の実力派俳優・成宮寛貴。究極の恐怖が今ここに、誕生する。(C)2013「クロユリ団地」製作委員会

 

公式サイト http://kuroyuri-danchi.jp/

 

2013年5月ロードショー

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