市川海老蔵 『ル テアトル銀座 三月花形歌舞伎』製作発表記者会見

18日(月)、都内で 『ル テアトル銀座 三月花形歌舞伎』の製作発表記者会見が行われ、市川海老蔵が出席した。

 

『三月花形歌舞伎』は、亡くなられた父・市川團十郎さんが主演となる予定だった舞台『オセロー』の代演となる。『三月花形歌舞伎』では、命にかえても報いなければならない大切な恩人の子息を守るため、意地をかけて奔走する侠客たち。大坂で起きたある夏のできごとを描く、熱気漲るドラマの 『夏祭浪花鑑』。12月に亡くなられた中村勘三郎さんから米アリゾナで教わった『夏祭浪花鑑』でもある。また、高足を履いて賑やかにタップを踊る長唄舞踊『高坏 』と『口上』の演目構成となっている。

海老蔵は「『口上』がありますので、こういうこと(團十郎さんが亡くなったこと)になってしまったので、一人でつとめ少しでも、父の思い出話がお客様と一緒に偲ぶわけではありませんが、父を思い出していただけるような話ができればと思っています」と語った。

 

市川宗家の芸の継承 について「最初は戸惑いましたが、”子供の時からいつかこの日が来る”ということは考えて覚悟していました。父を失って寂しく思いますが、市川宗家としての重圧的に、(團十郎さんが亡くなられた以前に比べると)全く違った重みがあるのだなと、日に日に増して感じています。『歌舞伎十八番』という演目を受け継いで、歌舞伎をみなさんに楽しんでいただけるように、いつかは父のようになれるように」と、決意を語った。

 

「4月に新しい歌舞伎座が新開場、同級生の尾上菊之助さんが結婚しますし、また2月には(市川)染五郎さんが復帰公演されていますし、3月末には私の長男が生まれますし、4月末か5月には(中村)勘九郎さんのところにも新しい命が芽生えます。これからは暗いことばかりではなく、歌舞伎界は新しいときを迎えて、新しい歌舞伎座を迎える。大きな希望の光が、新たにくるのではないかと・・・(歌舞伎が)日本の伝統文化として、日本のみなさんと一緒に分かち合えるように、一生懸命務めていきたいと思います」と意気込みを語り、尾上菊之助さんと播磨屋(中村 吉右衛門 )さんのお嬢様との結婚については「知りませんでした。その日に電話とメールを送り本当にうれしかった。子供の時からずっと一緒だったので、父にも報告しました。歌舞伎の家の家系が、ほとんど親戚に・・・親戚同士一緒に頑張れればと思う」と、祝福の言葉を語った。

また、第2子の予定日を3月末に控えている妻・麻央さんについては「順調です」と報告し、「自分の背中をみせるよりも、私自身を精進して、(生まれてくる第2子のお子様が)背中を見てくれるとしたならば、恥ずかしくないような歌舞伎役者にならなくてはいけない」と語った。

 

『ル テアトル銀座 三月花形歌舞伎』

2013年3月3日(日)初日~24日(日)千穐楽

ご観劇料(税込):一等席13,000円 二等席6,500円 2階BOX席13,000円

 

2月17日(日)よりチケット販売中!

チケット松竹(10:00~18:00)

0570-000-489(ナビダイヤル)または【東京】03-6745-0333

チケットぴあ

松竹ホームページ www.shochiku.co.jp

ル テアトル銀座ホームページ http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2013/03/post_119.html

 

 

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