日本では1996年に、世界各地での海外上演に先駆けて宝塚歌劇団による日本版が初演され、黄泉の帝王トート(死)を主役に置き換えた宝塚歌劇独自のステージが高く評価されました。1996年の一路真輝(トート)、花總まり(エリザベート)による雪組公演に続き、星組(1996年)、宙組(1998年)、花組(2002年)、月組(2005年)、雪組(2007年)、月組 (2009年)と上演を重ね、宝塚歌劇随一の人気演目として成長を続けてまいりました。

そして2012年、ウィーン初演から20年のメモリアルイヤーに、宝塚版エリザベートの歴代キャストを中心にしたコンサートバージョンとしてよみがえります。物語全編の流れや、豪華な衣裳の雰囲気はそのままに、重厚で情感豊かな音楽を、ダイレクトに臨場感たっぷりに感じられるよう、オーケストラがステージ上で生演奏。エリザベートの全てのナンバーを余すところなくお届けいたします！

【写真：村尾昌美】

☆トート役

・一路真輝

初演バージョンを演じるということで、プレッシャーもありました。新たな作品を上演するという気持ちとタイムマシンで戻ったような気持ちと両方あります。退団から16年経っているので、アンチエイジング面など、色々大目に見て頂ければと思います(笑)

・姿月あさと

10周年のガラコンサート（2006年）に出演しましたが、その時とは出演者も変わっているので、とても楽しみです。

・彩輝なお

何度か演じさせて頂いていますが、今、感じていることを大切に演じたいと思っています。

・春野寿美礼

今まで色々な形でやらせて頂いていますが、今回もトートや他の登場人物がとても魅力的な人物として出来上がっています。一緒にやっているのを観ても他の人が演じているのを観てもとても魅力的だと思います。どこまでもエリザベートを愛し抜こうと思っています。

・紫苑ゆう（特別出演）

ミュージカルをやる前から大好きだった作品で、私が退団してから宝塚で上演することが決まった作品なので、宝塚時代に出演することができず、とても心残りでした。そんな作品に出演できて、今、全てが夢のようです！一から勉強したので、とても大変でした(笑)

☆エリザベート役

・花總まり

再演と言うよりは、新しい作品として、もう一度エリザベートという女性を新鮮な気持ちで演じたいと思います。

・大鳥れい

２回目ですが、新たな気持ちで頑張りたいと思います。現役時代は必死な思いで演じていましたが、今回改めて私なりのエリザベートを演じたいと思っています。

・白羽ゆり

私も現役時代は必死でした。今回、新しく見えてきた部分を色んなキャストの方々とご一緒に演じられるので頑張りたいと思います。

三井住友VISAカードpresents

TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY vol.4

「エリザベート スペシャル ガラ・コンサート」

■東京：１１月６日（火）～２１日（水）東急シアターオーブ

■大阪：１１月２５日（日）～１２月３日（月）梅田芸術劇場メインホール

【脚本・歌詞】ミヒャエル・クンツェ　

【音楽】シルヴェスター・リーヴァイ

【構成・演出・訳詞】小池修一郎

【出演】

（トート）一路真輝　姿月あさと　彩輝なお　春野寿美礼　紫苑ゆう＜特別出演＞

（エリザベート）花總まり　大鳥れい　白羽ゆり　　ほか

 http://www.umegei.com/schedule/131/index.html