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１２日（金）、東京・こどもの城 青山劇場で、今年４月に宝塚歌劇団を退団した霧矢大夢の待望のファーストコンサートの公開リハーサルが行われた。
元宝塚歌劇団月組トップスター霧矢大夢、宝塚時代の思い出のミュージカルはもちろん、誰もが知る名曲まで歌い上げる。演出に、宝塚歌劇団の酒井澄夫氏、音楽監督に同じく宝塚歌劇団の吉田優子氏と鞍富真一氏、ＡＮＪＵ氏、ＡＹＡＫＯ氏による振付など、宝塚にゆかりのクリエーターで贈る。
宝塚時代の魅力を存分に生かしつつ、霧矢大夢の新たな一面も。美しい歌声と躍動感あふれるダンスの華麗なるコラボレーションが期待される。
「Amore e Musica 夢は果てしなく・・・」は、“愛と音楽”では「Amore e Musica」、“祈り“では「Ave Maria」、”情熱”「Follow Me」、”心の故郷”では、宝塚我が心の故郷「たからじぇんぬ」、”思い出のミュージカル”では、Kitsch「Elisabeth」、”愛の歌 夢は果てしなく”では、「MY WAY」など、全２７曲を歌い上げた。
女性コーラス、４人の男性ダンサーを引き連れて、“情熱”のタンゴでは、今までにない男役ではなく女役を披露し、男性ダンサーを魅了させる場面もあり、「可愛らしく、セクシーな霧矢を観て欲しい。今回は、男役の名残を残したコンサートですが・・・。スカートを履いてないし、徐々に女らしく・・・」と、少し照れながら話した。
そして、宝塚歌劇団で女性の中での男役だったが、今回は宝塚歌劇団に入団する前に、バレエの発表会で男性ダンサーと一緒に踊って以来・・・１８年ぶりに男性と踊ったことを暴露した。そして、男性ダンサーも含め「この中で一番の男前は私！」と言い、おちゃめな場面を見せた。
霧矢大夢コメント
「宝塚歌劇団を卒業して半年間、ステージから離れていましたが、やっぱりお客様の前で歌えることは幸せです。ぶっとうしの１００分ですが、お客様にも楽しんでいただければ、最高です！」
（ネタバレにならない程度に・・・）
今回のコンサートでは、宝塚歌劇団時代にはあまりなかったようなことが・・・もっと、霧矢とファン・観客と身近な距離を感じられる演出で、きっと会場は黄色い歓声の渦になること間違いなし。これも退団後、半年間のブランクでより感じたであろう、ファンへの感謝の気持ちを伝えているかのようにも思えた。（あとは会場でのお楽しみ！）
霧矢大夢ファーストコンサートは、同所で１４日（日）まで開催される。
（取材：野地 理絵）
