東京セレソンデラックス解散公演「笑う巨塔」公開舞台稽古

3日(水)、サンシャイン劇場で、東京セレソンデラックス解散公演「笑う巨塔」の公開舞台稽古が行われ、稽古後に行われた会見には、主宰・宅間孝行をはじめ、芦名星、斉藤工、松本明子、デビット伊東、金田明夫が出席した。

 

12年の歴史に幕を閉じる“日本一泣ける劇団”のラストは、まさかの抱腹絶倒コメディ!?暗転なしのノンストップシチュエーション爆笑コメディで、最後は笑ってさようなら!!

作・演出・主演を務めるのは、連続ドラマ「花より男子」シリーズや「歌姫」などの脚本を手がけ、来春には劇団の代表作「くちづけ」の映画化も決定するなどマルチに活躍する東京セレソンデラックスの主宰・宅間孝行。この他、芦名星、斉藤工、松本明子、デビット伊東、金田明夫ほか、セレソンを愛する “俺を出せ”“私も出たい”と、主宰・宅間孝行のもとに豪華キャストが集結!華やかに盛り上げる解散公演となる。(※クリックで画像拡大)

宅間の稽古指導について、斉藤は「生み出す脚本の立場と主演と、すべてモーラしている方なので、厳しいというよりも、おっしゃっている意味が明白なので・・・」と言うと、(斉藤の隣りの)主宰の宅間孝行は、気を遣って「隣りじゃ言いづらい」と斉藤をフォロー。解散公演の舞台稽古後の感想を聞かれると、宅間は「観客が入って反応をみて、ライブは完成すると思うので、初日の幕が開くまでは、いろいろ修正もしていくのでドキドキですね」と今の心境を語った。初共演の芦名と斉藤について聞かれると、宅間は「素晴らしい人材が揃ってますね(笑)」 デビット伊東は「顔合わせのときに、デビットさん今回はコントをしてください。あとラーメンを作ってくださいと言われたのですよ」と語ると、宅間は「非常に芝居に興味を持っているラーメン屋さんなので(笑)、デビットさんの芝居よりもラーメンの方がいいかなと」と笑いを誘えば、デビット伊東のラーメンを食べたことのある斉藤が「塩がおすすめです!」と、塩と強調した。

 

解散公演に出演することについて、芦名は「日々、楽しいです。すごくエネルギーを発散する舞台ですので、みなさんにそれを感じて欲しいです。みんなが同じ空気に包まれてもらえたら、幸せだなと思います」と、今の気持ちを語った。そして、自ら志願して今回の舞台のオーディションを受けたという斉藤は「はい、オーディションを受けてみました」と暴露した。それについて宅間は「今や引っ張りだこで頑張っていますけれど、それでもオーディションを受けてやりたいという心意気みたいなものを含めて・・・みなさんそうなのですけれど、モチベーション高い人達とやりたいなと思い、そういう人達が集まっているので、その部分に関しては非常にやる気に満ち溢れた人達で、稽古場が動いて一か月間、あっという間でした」とキャスティングについて語った。

 

舞台で開脚を披露した松本は「自分の持っている力のデッドゾーンに振り切らないと・・・宅間さんの芝居は計算された台本は凄まじいですね。本当に難しい芝居だなと思いました。解散公演ですので、思いっきり体当たりで、50ステージ(演技での開脚を)開きます!(笑)」と意気込みを語った。宅間との舞台での共演は2回目の金田は「(解散公演は思い入れが違うかについて)同じですよ。思い入れがないですから・・・私たち客演ですから」と笑いを誘った。

 

そして宅間は「わりと切ない作品で、みなさん応援してくれたのですけれど、あまり切ない作品で終わるというのも…最後はパッとお祭り騒ぎで終わりたいなと思いまして、最後はみんなで踊るところまでやっちゃったのですけれど、一緒になってみんなが楽しめるエンターテイメントになってもらえたらと思います。実は、始まる前に他ではないことをやろうと思って・・・演劇は飲食禁止じゃないですか。今回、飲食OKということで(劇場にもOKを取った)飲んでください、食ってください。アルコールは眠っちゃうので止めたのですけれど、(他の飲み物などは)ロビーでも販売したりします。観ている方も参加型で!開場して開演までの30分間も、ただ待っているだけでなく、こっちからいろいろ仕掛けをします。日替わりでキャストが毎日2名ずつ出てきて、動物ふれあい広場のように(笑)お客さんと触れ合える時間を作ろうと思います。斉藤工に会いたくても、金田さんかもしれませんよ!写メもうるさくない事務所であれば・・・(爆笑)」と、今までの演劇会場ではありえないことを実行する意気込みを語った。そして、日替わりのキャストは、誰に当たるかはシークレットで、当日、会場に来場された観客にもわくわく感が・・・来てみてのお楽しみ。宅間は「演劇で飲食NG、写メはいけないという決まりがあるのが、よくわからなくなり・・・なんなら全部OKにしちゃえと。ライバルは演劇というよりは、他の動物園や遊園地や、一歩入った瞬間からアミューズメントスペースにしたいなと、サンシャインシティですから、ナンジャタウンか!いまだかつてやったことのないと思うので、(開演ギリギリではなく)早く来て欲しいですね。開場から開演までの30分間を楽しんでもらいたいです」と、新たな試みを暴露した。

 

劇団以外にもプライベートでも解散した宅間は、「後厄なのでこれで膿を出し切ります」と苦笑い。全国公演について回を重ねるごとに、ファミリーになり、これからどんどんチームワークが強くなり、記者からは新しい恋はの質問に、宅間は「どういえばいいのか・・・」と、そこにデビット伊東が「女とは限らないでしょう(爆笑)」と笑いを沸かせた。終始笑いの絶えない会見となった。最後に「演劇というよりは、一つのエンターテイメントとして、楽しんでもらえるものを会場してから本編に入る前後に、いろいろやりますので、デートのツールや家族でのアミューズメントとして、ご覧いただければと思います。劇場でお待ちしております」とPRした。


笑いあり涙ありの約2時間・・・最後はキャスト全員で踊るという、まるでお祭りを観ているかのような空間、12年間に幕を閉じる解散公演は、是非、キャストと一緒に、笑って泣いて踊って、思い出に残る舞台を堪能して欲しいと思います。

 

(取材:野地 理絵)

 

 

東京セレソンデラックス解散公演「笑う巨塔」

企画・制作 オフィスセレソン

作・演出 宅間孝行

 

 

<キャスト>

宅間孝行 芦名星斎藤工/松本明子デビット伊東/石井愃一 藤吉久美子/金田明夫 ほか

<東京公演> @サンシャイン劇場 816席(1650席・2166席)

103日(水)~28日(日) (全29回)

催:フジテレビジョン/オフィスセレソン

協賛:よーじや

 

<札幌公演> @道新ホール 700席 主催:北海道文化放送

111日(木)~114日(日) (全5回)

 

<新潟公演> @りゅーとぴあ・劇場 868席 主催:キョードー北陸

117日(水)19:00 (全1回)

 

<大阪公演> @梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 898席 主催:朝日放送

1113日(火)~1118日(日) (全9回)

 

<広島公演> @アステールプラザ大ホール 1200席 主催:テレビ新広島

1122日(木)19:00 (全1回)

 

<福岡公演> @キャナルシティ劇場 1144席 主催:RKB毎日放送/キョードー西日本

1124日(土)18:001125日(日)13:00(全2回)

 

<名古屋公演>@名鉄ホール 922席 主催:中京テレビ放送

1128日(水)~122日(日) (全7回)

【あらすじ】

 

東京はとある所にある「四王病院」。この病院には様々な人が入院していた。総選挙を間近に控えた山之内代議士が突然倒れ運び込まれた。山之内の息子であり、父親の秘書も務める蓮太郎と秘書として長年仕える芥川、新人秘書のあゆみの3人は検査の結果をやきもきしながら待ちわびていた。検査の結果、単なる疲労と分かり胸をなでおろす3人だったが、総裁選を前に健康問題を対立候補陣営につつかれてはまずいと、入院の事実を党本部に隠そうとその場しのぎの言い訳を…。

 

一方、頑固で意地っ張りの典型的な江戸っ子のとび職の親方、花田浩美(金田明夫)は検査の為入院していた。家族も本人も大病かと心配したが、結果は軽い胃潰瘍。調子づき、たまの入院生活でわがまま三昧の浩美。そこに一人の男が見舞いにやって来る。昔、浩美の元で丁稚をしていた富雄(宅間孝行)が数年振りに現れたのだ。しかしこの男、とんでもない迷惑者。富雄との再会に喜ぶのは浩美の娘、ふみばかり。そんな中、軽い胃潰瘍だと思っていた浩美の病状が実は…。

 

また、政界の古狸、浜惣こと浜村惣一郎(石井愃一)は秘書を連れ親友である元横綱、三子山親方を見舞いに来ていた。総裁選を控えた大事な時期に仕事をほったらかすなど相手陣営に知れたらとやきもきする秘書をよそにばれる訳がないと意気揚々の浜惣であったが…。

 

平穏だった病院は患者、お見舞いに来た人、医者、看護婦、水道屋…様々な想いや事情が交錯し、とんでもない事態へと…。

 

緊急発売

笑う巨塔 主題歌

THANK YOU! FOR YOUR SMILE

歌と演奏:笑う巨塔オールスターズ featuring 宅間孝行&松本明子

10月3日より 着うたフル レコチョク独占

         シングル   210円(税込)

 笑う巨塔 2012 オリジナルサウンドトラック(会場にて絶賛発売中!)

 

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