映画『バルーンリレー』 記者会見に、刈谷友衣子出席

7日(木)、都内で映画『バルーンリレー』の公開会見が行われ、藤村享平監督と主演の刈谷友衣子が出席した。

2006年からユナイテッド・シネマが毎年行っている「シネマプロットコンペティション」。"映画のモト"となるアイデアを一般の人たちから広く募集している。2010年テーマ部門賞受賞作である馬場大介氏の原案を元に、これまで若手映像作家として数々の賞を受賞してきた藤村享平が劇場公開作として初監督を務めたのが本作「バルーンリレー」である。

刈谷は「楽しみです。私も観て”クスっ”て笑うような場面、変なおじさんが出てきたり、個性的な俳優さんがたくさん出ているので、楽しんでいただけると思います」と23日公開目前の気持ちを明かした。そして「主演は特に意識しなかったです。普段と変わらず・・・常に一番良い状態でできるようにと思っていた」初主演についてコメントした。

映画初監督そして初主演の二人撮影時の印象やエピソードについて、監督は「撮影が始まってしまったら、時間がなくてガンガン撮っていくしかなかった。撮影でのリハーサルが2日間あり、その2日間が一番濃密でした。そこで、刈谷さんのキャラクターを作ることができ、完成させることができました」、刈谷は「クランクインは外での撮影で寒かったので、監督からエコカイロをいただきました。(そのエコカイロは)すぐに暖まったのですが、5分くらいで冷たくなってしまったのです」と撮影について語った。

 

女優さんとしての印象はの質問に監督は「15歳(撮影時は14歳)なのに一人の女優としてのオーラがあるというところが、魅力的だと思う」と、刈谷は「面白いシーンがたくさんありますけれど、面白いとすごく笑う方です」とお互いの印象を語り、個性的な出演者について、監督は「古舘さんは、自分が好きで魅力的で、オファーをしました。川島さんは・・・可笑しいですよね!(笑)」と個性的な俳優の演技も見どころ。

 

(取材:野地 理絵)

 

STORY

女子中学生のこずえ(刈谷友衣子)は日々満たされない毎日を送っていた。そんなこずえの前に赤い風船が現れる。こずえは同級生の菊池(大久保祥太郎)に電柱の先に引っ掛かっている風船を取りに行かせるが、菊池はあとわずかというところで風船を取り逃がしてしまう。その上、菊池は足を滑らせてこずえの上に落下。こずえは左腕を負傷してしまい、バスケ部のレギュラーの座を奪われる。そんな折り、またもやこずえの前に赤い風船が現われた。教室を抜け出し、河原を走り、風船を追いかける。なんとか追いつき、やっとの思いで手に入れるこずえ。風船の先には一枚のSDカードがくくり付けられていて、カードの中には"この風船を拾った人を結婚式へ招待します"という動画が収録されていた。こずえは菊池を誘い式場へと向かう。その途中、怪しい二人組や謎の少女、おかしな警察官が現れる。騒動に巻き込まれながらなんとか結婚式場に辿り着いた二人だったが、招待したはずの新郎の姿は無く、新婦は半狂乱状態だった。こずえと菊池は次々とトラブルに巻き込まれ、事態は思わぬ方向へと展開する。

 

キャスト

刈谷友衣子 大久保祥太郎

美波 古館寛治 /川島潤哉 木村了 鈴之助 / 内田春菊 松金よね子

 

監督・脚本:藤村亨平

製作:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ

製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ

配給:東京テアトル / デジタルSKIPステーション

宣伝協力:フレスコ/ヴィーウィング

協力:ユナイテッド・シネマ

2012年/日本/ヴィスタサイズ/カラー/65分 @2012D-MAP2011

http://balloon-relay.jp

 

6月23日(土)より、ユナイテッド・シネマ豊洲・浦和ほか全国順次公開!

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