映画『ただ君だけ』主演 ソ・ジソブ&ハン・ヒョジュ 来日記者会見

7日(木)、都内で韓国映画『ただ君だけ』の記者会見が行われ、主演のソ・ジソブとハン・ヒョジュが来日し出席した。

韓国の2大スター、ソ・ジソブとハン・ヒョジュ主演による胸を打つラブストーリー『ただ君だけ』。この作品は、2011年の釜山国際映画祭のオープニング作品に選ばれ、チケットがわずか7秒で完売したという最短記録をつくった話題作です。男女の愛という普遍のテーマにい挑み、チャールズ・チャップリンの名作『街の灯』('31)をモチーフに21世紀でも変わらない純粋な愛の美しさを見事に描き切り、韓国で130万人を動員。(※クリックで画像拡大)

 

 

ジソブ「こんにちは、お会いできて嬉しいです。今回、映画『ただ君だけ』を日本で公開することができ、非常に嬉しく思っております。このように素晴らしい映画を日本の皆さまにお観せすることができ、とても光栄に思っております」

ヒョジュ「こんにちは、『ただ君だけ』でジョンファ役を演じたハン・ヒョジュです」と挨拶をした。

 

Q:今回は純愛映画ということですが、二人の中でときめいたシーンは?

 

ジソブ「やはり、チョルミン(ジソブ)とジョンファ(ヒョジュ)が初めて出会った駐車場のボックスの中ではないのかな・・・。そこから二人の恋愛が始まりましたので、一番ときめいた瞬間は、やはり駐車場のボックスの中ではないのかなと思います」

ヒョジュ「たくさんのシーンがときめいたシーンなのですけれど、川辺で石を探しているというシーン。そして、初めてチョルミンがジョンファの手をとったシーンです。そのシーンから二人の愛が始まったような感じがします」

Q:撮影で大変だったことやエピソードは?

 

ジゾブ「ボクシングの選手の役でしたので、アクションシーンを準備しばければならなかったので、肉体的には大変でしたけれど・・・何よりも大変だったのは、チョルミンがジョンファを愛するという恋愛感情をずっと維持する精神的なストレスが一番大変でした」と撮影時の苦労を明し、 「ハン・ヒョジュさんとは初共演です。それまでは、テレビを通してハン・ヒョジュさんを観ていました。(テレビと通して観た)そのイメージから感じたのは、溌剌として弾けるようなイメージだったのです。実際撮影現場でお会いしたときに、演技に対して悩んで慎重で、俳優として非常に悩んでいた姿に驚かさられました」と初共演の感想を語った。 「この映画は、本当に美しくて温かいラブストーリーなのですけれど・・・撮影している時は、胸の痛むようなシーンが多かったのです。チョルミンとジョンファが幸せな時間を過ごしたのは、とても短い時間でした。でも、撮影現場では、笑いながら撮影をしていました。そういうところが、映像の中にあらわれていたように思います。本当に幸せで、楽しい姿が映し出されていたと思います」と語った。

 

ヒョジュ「今回は視覚障害を持った女性を演じたということで、その障害を表現することが、自分にとっては荷が重かった部分でもありますけれど、段々ストーリーが進行するにつれて、二人の愛情が深まり、その後は感情を表現していくことが大変でした。そして、その感情を維持していくことが難しかったことです」と撮影で大変だったと心境を明し、「ジソブさんは、とても温かい方で、余裕があり雰囲気のある方だと思いました。撮影現場において、私自身が欠けていることを補ってくれて、私の気持ちを楽な気持ちに持っていってくれるような方です。一緒にお仕事ができて、大変有難く思っています」と初共演の印象を語った。「この作品はチョルミンとジョンファの二人の愛情を描いた作品です。二人が幸せだった時期は、とても短いのですけれど、幸せだった時期を撮影している時は、私自身もハッピーだった記憶があります」と語った。

 

Q:、視覚障害者の女性の役作りのためにどのような努力や工夫はされたのですか?

 

ヒョジュ「視覚障害の女性を演じるということで、どのように表現すればよいか・・・とても悩みました。実際に視覚障害の人達や(指導者)メンターの方にも会い、食事やショッピングをしたり、話をしたり・・・生活習慣みたいなものを間近に見ることで、自分にとって得るものはないかと努力もしました。作品を撮り始めることにあたっては、自分の表現がちょっと足りないような感じがあったのですが、実際に撮影や演技を始めてから、”こういう風にしなければ””こういう風にした方がいいだろう”と、少しずつ自分の表現に変化が出てきました。それまでは、いろいろな作品を見たり、人と会ったりしながら準備をしていきました」と熱く語った。

 

Q:チョンミルとジョンファのような恋愛をどう思いますか?

 

ジソブ「”恋愛”という言葉は、美しい単語ですけれど・・・”恋愛”の”愛”をするには、思いやりや苦痛、犠牲というものが伴うことだと思います。そういったものも全て恋愛・”愛”の中の一つだと思います。そういったものが力になり、恋愛をうまくリードしてくれるのだと思います」と恋愛について語った。

ヒョジュ「映画のようなラブストーリーだと思います。実際にはありえないような・・・ストーリーではあるけれども、全く不可能な話ではないと思います。このような難しい恋愛をこのような形で映画化にしたということは、やはりこのような恋愛は、高貴美しいものだからだと思います。愛のカタチは、憧れの対象でもありますし、同時にとても辛く、難しい恋愛でもあります。多くの女性達は、一度経験したいようなカタチではないか・・・と、私も思います」と恋愛願望について語った。

 

Q:劇中でジソブさんのことを”アジョシ”と呼んでいましたが、”アジョシ”と呼ばれてどうでしたか?

 

ジソブ「ハン・ヒョジュさんは、映画の撮影が始まる前からも、撮影中も・・・撮影が終わっても・・・僕のことを”アジョシ”と呼んでいました。”先輩”と呼ばれたことは、本当に久しぶりのことです。現場では”アジョシ”で通っていましたけれど、僕自身はそれも悪くもないなとも思っています。”アジョシ”というのも一つの愛称・ニックネームだと思っています。本当におじさんという意味で言っているのではないので、僕自身も気分は良かったです。実際に”アジョシ”と呼ぶ人が多くなりました(笑)」と、場に笑いを誘った。

 

(取材: 宮崎 あみ/野地 理絵) 

 

 

夢を見失った男と、視力をなくした女、運命の日に二人は出逢った・・・。

韓国の2大スター、ソ・ジソブとハン・ヒョジュ主演による胸を打つラブストーリーが遂に日本上陸!タイトルは『ただ君だけ』と正式決定し、630日(土)より丸の内ピカデリー他にて全国公開される。

ボクサーとしてチャンピオンになった経験もありながら暗い過去のために心を固く閉ざしていた男チョルミン(ソ・ジソブ)は、視力を失いつつもいつも明るくはつらつとしたジョンファ(ハン・ヒョジュ)と出会い、少しずつ心を開いていくが――。

 

監督:ソン・イルゴン 脚本:ソン・イルゴンノ・ホンジン

出演:ソ・ジソブ(『映画は映画だ』「ごめん、愛してる」)ハン・ヒョジュ(「トンイ」「春のワルツ」)

2011年韓国/105分 原題: Always

配給:ポニーキャニオン/ コムストック・グループ

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www.tadakimidake.com

6月30日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

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