大地真央主演、明治座8月公演「大江戸緋鳥808」製作発表会

6日(水)、都内で明治座創業140周年記念 8月公演「大江戸緋鳥808」の製作発表会が行われ、主演の大地真央、出演の湖月わたる、貴城けい、未沙のえる、東幹久が出席した。

「大江戸緋鳥 808」は、天才漫画家石ノ森章太郎の作品が原作で、石ノ森章太郎の作品では初の舞台化となる。

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<ストーリー>

主人公は美貌の花魁(おいらん)・高尾太夫。実の名は緋鳥(大地真央)、”くノ一”である。明るくさっぱりとした人柄から大勢の者に慕われるが、望まれずに生まれ、戦うために生きた過去に、緋鳥はぬぐい去れない孤独を抱えていた。時を同じくして江戸幕府ではお家騒動が勃発。その背景に見え隠れするのは、かつて緋鳥を裏切った忍びの集団、卍党であった。自分の生きる場所は、戦いだけなのか・・・将軍家綱の一人娘・直姫(湖月わたる)、江戸の絵師・参次(東幹久)、町娘のお七(貴城けい)、長屋の大家(未沙のえる)を巻き込み、大江戸八百野鳥でふりかかる数々の苦悩に強く立ち向かう緋鳥。

 

石ノ森章太郎プロ会長の小野寺利子氏(石ノ森章太郎の妻)は、「亡き主人は770作品を残しておりますが、舞台化は初めてで光栄に思い感謝しております。天国でどんなにか喜んでいると思います。常連れ憧れの大地さんが主役をやっていただくことも二重の喜びです。8月は楽しい舞台になると確信を持っています。観客の一人として、時間が許す限り観劇に伺おうと思います。今からワクワクしております」と初の舞台化について語った。

 

岡村俊一氏(演出)は「大地さんとは二度目の明治座の公演になります。前回は”女ねずみ小僧”で良い評判をいただきました。今回は、石ノ森先生の『大江戸緋鳥』という時代劇版の仮面ライダーだと思っています。昼間は花魁をやっていて、夜はくノ一をやっている原作を明治座用にアレンジをして、花魁姿はお似合いになるので、できるだけ仮面ライダーの方を描かせていただこうと思いました。ひとりの女性がどんな気持ちで仮面ライダーをやっているのか・・・そんなところを中心に描いていけたらと思います。そして、仮面ライダー2号を湖月わたるさん、ヒロインを貴城けいさんにやっていただく。それを見つめる男を東幹久さんに気取っている二枚目な男、逆に強い女3人を男がどうやってのりこなしていくかを描いていく。そして、未沙のえるさんは、大地さんが最初お話したときに”おじさんの役”と言われたので、いくらなんでもおじさんの役はまずいなと思いおばさんになっていただきました。今日、大地さんに1票入れました(笑)」(この日はAKB総選挙ということで場に笑いを誘った岡村氏)

大地真央

大地「明治座は5年ぶりの舞台で、とても嬉しいですし光栄に思っております。そして、初めて(宝塚歌劇団)後輩の湖月さんと貴城さんとご一緒するというのもとても楽しみですし、27年ぶりくらいに同期生の未沙のえるさんと、また一緒にできるということも嬉しく思っております。東さんとも初めて共演させていただきますので、みんなで良い化学反応が起きる気がしています。緋鳥という役を死にものぐるいで作り上げていかなきゃいけないなと・・・夏は走るぞ!という気分です」と意気込みを語り、花魁役については 「着物もカツラもこれはちょっと覚悟がいるぞという感じでした。何十キロもあると思うのですけれど、(昼夜)2回公演は多いぞという感じです。原作をもとに舞台用にアレンジされているので、濡れ場は残念ながらありません。本当は脱ぎたかったんですけれど・・・(笑)脱ぐなと演出に言われたので・・・」と笑いを誘った。

湖月わたる

湖月「今回は、大地真央さんとご一緒できるということで、とても嬉しく!嬉しくて!今こうして・・・(顔を赤らめて)かなり心拍数が上がっています。(大地真央と)同じマイクを使っているだけでも・・・歴史ある明治座さんの舞台に立たせていただけるということで、身の引き締まる思いです」と意気込みを語り、「大地さんの舞台は、宝塚歌劇団に入りたくて夢中になっていた時にトップスターだったので、未沙のえるさんとのゴールデンコンビが、またここで見れるのかと思うと・・・ファン心理が抜けなくて・・・(大地のことを真央様と呼ぶ)真央様と楽屋以外でお会いするのは初めてで、(大地との)二人のシーンがあるので、気持ちをグっと押さえて演じられるように頑張りたい!タカラジェンヌを代表して立っている感じ誇りです。」と興奮を抑えられない様子。 (湖月は初めての姫役を演じる)

東幹久

 

 東「幕府(今で言えば政治)にも無関心な人間で、そういう人間が強烈な美女に出会い、どのように変わっていくのか。長屋の暮らしの人情とか時代の良さとか、観ている人が感じられるような作品になればと思います」と意気込みを語り、役に関しては「与えられたことを面白く、稽古で自分がくたばりながらやっていくのか・・・」そして 「美女に囲まれることは良いに決まっているじゃないですか(笑)意外にシャイなので・・・ 」と共演の大地、湖月、貴城など美女に囲まれることについて本音を明かした。

貴城けい

貴城「今回、明治座の由緒ある舞台に立たせていただくので、光栄に思っております。憧れの大先輩の大地さんと初めてご一緒できるので・・・湖月さんもおっしゃっておりましたけれど、近くで拝見して思わずミーハーのように見とれてしまって、これでお芝居ができるのであろうか、見とれててセリフを忘れてしまいそうなのです。稽古を頑張って大地さんからも吸収しながらやってまいりたいと思います。大先輩の未沙さんと湖月さんとご一緒できるのも久しぶりなので、大きな懐の中に入ったような気持ちで、のびのびとお七を演じられたらと思っております」と意気込みを語り、「真央様と初めてご一緒できることを友人に言ったら”いいな~”と言われて、間近でお会いするのは初めてで、言葉が出ないくらいに眺めていたいくらいお美しい!」と頬を赤らめて語った。そして、宝塚歌劇団でも時代劇で演じたが「甲冑姿などでしたので、今回(着物の衣装)ピンクの衣装に無理です!」と明かした。(町娘を初めて演じる

未沙のえる

未沙「未沙のえるは、クリスマスに生まれましたので”のえる”と言います。宝塚歌劇団を今年の2月に退団しまして、初めての舞台が明治座140周年記念という記念すべき舞台、そして宝塚歌劇団の同期生でもある大地真央さんの主演の舞台に出させていただけ、女優としての良いスタートを切らせていただいております」と女優として初仕事の意気込みを語り、27年前の大地はの質問に、未沙「変わりませんよ!もっと弾きれて面白かったです。よくコンビを組まされていました。同期生の誇りです」、大地からは「同期の三枚目の誇りです(笑)。人柄も良く同期からも好かれる人です」と27年ぶりの共演になるが、息があったコンビネーション。(大地14才、未沙19才からの同期生)宝塚歌劇団では男役だった未沙は「おばさんじゃなくて、半分おじさんになっているかも・・・」と照れながら語った。

 

大地 「元宝塚歌劇団のメンバーが揃っているので、歌も踊りもエンターテイメントな部分もお楽しみいただけるのではないかと思います。(明治座については)とても良いです。お客様との距離間も楽屋も非常に過ごしやすく、とても良い環境です。その環境でお芝居をさせていただけるのは楽しみですね。明治座ならではの売店とかも行ってみたいといつも思うのですですが、なかなか出演しているとそうもいかないのです。本来、お芝居を観るということはこういう事かなと思います」と語った。

 

緋鳥をどう演じるかについては「(大地)太夫という顔と影の部分、人間としての深み、暗い中にも明るさがあり、華やかな部分にも寂しい部分もあったりというきめ細やかな人物像を作り上げていきたいです。 非常に難しい役でもあり、やりがいがあります。長屋の絡みではボケの部分も・・・」と熱く語り、「やってみないと・・・首の筋トレはやろうかと思います。ポスター撮りの時にカツラをのせていただいた時に、それだけでも相当な(カツラが重い)感じだったので・・・どの月でもどの公演でも、体調維持が大事。基本的なことが一番大切ですね」と、真夏の稽古と上演について語った。

 

最後に大地は「夏は明治座です!(笑) 是非、楽しい作品になると思いますので、みなさまお待ちしております!」

(湖月、貴城が「真央様!!」と頬を赤らめた場面・・・華麗な元タカラジェンヌ勢ぞろい)

 

 

(取材:野地 理絵) 

 

<明治座8月公演「大江戸緋鳥808」>

 

公演日 2012年8月4日(土)~27日(月)

アフタートークショー(詳細はホームページで)

会場 明治座

開演時間 昼の部12:00 夜の部17:00

 

チケット料金

A席(1・2階)12,000円 B席(3階)5,000円

上演時間 3時間30分(予定)

 

6月23日(土)10:00~  電話・ネット予約受付開始

6月26日(火)10:00~  窓口販売・予約引取開始

明治座チケットセンター

03-3666-6666 (営業時間 10:00~17:00)

15名様以上のグループ観劇予約受付中 03-3660-3942(営業部)

インターネット予約「席とりくん」

www,meijiza.co.jp

 

チケットぴあ

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CNプレイガイド

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イープラス

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JTBエンタテインメントチケット

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