浅野ゆう子主演 明治座創業140周年記念『黒蜥蜴』で、女怪盗に挑戦!公開舞台稽古&囲み取材

31日(木)、明治座で6月1日より上演される『黒蜥蜴』の公開舞台稽古が行われ、主演の浅野ゆう子、出演の加藤雅也、賀集利樹が囲み取材に応じた。

『黒蜥蜴』は、江戸川乱歩の不朽の名作を装いも新たに明治座版として上演する舞台。黒蜥蜴に浅野ゆう子、明智小五郎に加藤雅也、そして、黒蜥蜴の愛人・雨宮潤一役に賀集利樹という顔合わせ。(※クリックで画像拡大)

 

公開舞台稽古について浅野は「すごく心臓がバクバク、見えないでしょうけれどあがり症なので・・・緊張しました」、加藤は「上手いこといったな」、賀集利樹は「一幕が大変なので、上手いこといったな。ちょっと安心」と感想を語り安堵した様子。

『黒蜥蜴』は、今まで映画・舞台などでもいろんな役者が演じたが、「(作品の)名前に傷をつけないように・・・私達のために新しい脚本を作っていただいたので、新しい『黒蜥蜴』を演じさせていただいています。演じる方が面白いかもしれない、そして楽しんでいただけると想う」と、特別に創られた明治座版『黒蜥蜴』をPRした。

 

浅野と加藤の初共演で加藤は「本音でテレビに出ていらっしゃるので、素直にそれを出してもらっています。私服がカッコイイです」、浅野は「(加藤のことを)側に寄れない程、美しい方なので相手役で、どんなことになるの?と思っていたが・・・関西のオッチャンです。(笑)真面目で前向きな方」とお互い好印象。そして、(浅野・加藤と共演したことのある)賀集は「(浅野との共演を)嬉しい限りです、ファンだったので・・・(浅野の愛人役について)加藤を憎くなって鋭い目になる時も」と加藤にジェラシーの場面も。舞台での浅野と賀集のキスシーンについて、賀集は照れながら「マスコミ向けにサービスでキスシーンも長めで、楽屋に戻ったら唇が赤くて」と言うと「そうそうサービスね。押し倒したわけじゃないから」と浅野も照れた様子。

 

「女性の盗賊は珍しい、高嶺の花で高貴な・・・昭和初期をせつなく時代を描いて、人として心惹かれる部分や共感はありませんが、報われなくても心で成就することを見習いたい」と黒蜥蜴への共感を語った。

 

取材で着ていた黒百合の着物は『黒蜥蜴』用に特別に創られたもの。特に帯は高価でラピスラズリの宝石が使われている。今回の舞台では衣装の早着替えもあり、「着物から着物、または男装で花道で(舞台裏では)上履きのようなスニーカーで走っています。」と、かなりの運動量ということを暴露。そして、変装について「いろんな女を演じるのが楽しい」と語った。

 

最後に、見どころは「二枚目の二人です。」とPRした。

 

 

(取材: 野地 理絵)

 

<STORY>

時は昭和初期、「トーキョー」のとある暗黒街。夜な夜な繰り広げられる怪しいパーティーでしばし夜更けに現れる謎の美女、黒蜥蜴(実は緑川夫人)はそんな暗黒街のスター。部下であり愛人の雨宮をはじめ多くの人々を魅了していた。黒蜥蜴は、日本一の宝石商、岩瀬庄兵衛の「クレオパトラの涙」を盗むことを計画。そして美しい娘・早苗の誘拐をもくろむ。犯行予告を受け、岩瀬に警護を依頼された私立探偵・明智小五郎は謎の怪盗・黒蜥蜴を相手にすることに喜びを覚える。

一度は犯行が実行されるも、明智の機転により早苗は奪い返される。しかし数日後、厳重な警備が敷かれた岩瀬邸から早苗が忽然と姿を消してしまう。トリックにトリックを重ねた犯行に、激しい火花を散らしながらも次第に惹かれ合っていく黒蜥蜴と明智小五郎。美しい女怪盗と名探偵。かけひきの果てに見える究極の愛の形―――。捕まえたくても捕まえられない。夜の蜥蜴のように・・・。

 

 

開催期間:61日(金)~624()

会場:明治座

 

A席(12階席) 12,000

B席(3階席) 5,000

 

明治座チケットセンター 03-3666-6666

インターネット「席とりくん」 http://www.meijiza.co.jp/

 

 

詳細は明治座ホームページ→http://www.meijiza.co.jp/

 

 

Asiaent_Lifeをフォローしましょう

<人気記事>