沖縄国際映画祭 ベテラン芸人たちの鉄板ネタにビーチステージは朝から大盛況!

「第4回沖縄国際映画祭」3日目となる326日(月)、沖縄コンベンションセンター・ビーチステージでは、オリエンタルラジオ、博多華丸・大吉、ライセンス、ロバート、麒麟、2丁拳銃の6組による「KYORAKU PRESENTS ビーチステージネタスペシャル」が行われました。 

 

雲の切れ間から温かい日差しが差し込む中、オリエンタルラジオの「どうもー」という掛け声でステージが始まりました。中田敦彦がかわいく「ぼくちんでーす」とあいさつすると、すかさず相方の藤森慎吾は「誰だよ!」と鋭いツッコミを入れ、のっけからハイテンション。そして、藤森がAKB48の曲で得意の“チャラい合いの手”を入れられるという話になり、中田が「会いたかった」「ヘビーローテーション」の曲を熱唱、その合間に藤森の「朝まで帰さない~♪ 一緒に踊らない~?」と、藤森ならではの軽い合いの手が入り、客席から拍手と大歓声が。続いて、鉄板ネタの“武勇伝”で客席を十分に温めてから、出番を控える麒麟にバトンタッチしました。

麒麟・川島明のおなじみ「麒麟です」という低い声で麒麟のネタがスタート。サッカーを題材に、川島が選手役を演じる相川・田村裕のプレーを実況するというネタです。田村が格好良く「無回転シュート!」と声を上げてシュートを打つしぐさを見せるものの、実況の田村が語呂合わせで「無農薬スープ!」と、ボケると会場からは爆笑が。また、ゆっくりとしたスピードで田村がスロー映像を再現すると、きつそうに体をゆっくり動かすその様子に、お客さんの笑いはさらに大きなものになりました。

 

3組目に登場したのはロバート。秋山竜次が「こんにちは。“ポケモン”だよ」と客席に声を掛けると、小さな子どもたちは笑い声を上げ、うれしそうに手をたたくしぐさが見られました。続いて、「今日はビーチで遊べるゲームを紹介するよ!」と言って、「フフフ。フフフ。フフフ」と笑う、何とも不思議なゲームを説明。観客はそのゲームの意味はまったく理解できていなかったにもかかわらず、そのやりとりが滑稽で、会場からも思わず笑顔がこぼれていました。

「作詞ゲーム」では、秋山と馬場裕之が頭に浮かんだ詞をリズムに合わせて歌っていくという斬新な遊びがスタート。秋山が「マイ・フレンド、ガソリンスタンド~♪」と歌うと、馬場が「ホームセンター♪」と返し、さらに「マイファザーストッキング~♪」と続くというこちらも全く意味の分からないゲームでしたが、出てくる単語の面白さから観客は歓声を上げるほどの大盛り上がりでした。

 

 

3組がネタを終えると、YOEC(よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ)1期生のネタスペシャルがスタート。レインマン、ヤンバルゴリラ、ネンダリング、バークレーオガハラ、ガジラー、マスベーズの6組が登場し、それぞれ1分間でネタを披露。個性的な面々と独特のネタ、沖縄なまりのネタに客席は温かい拍手に包まれました。客席の拍手の大きさにより、双子の赤ちゃんネタを披露した3人組のヤンバルゴリラが、329日(木)に行われる「決勝」進出を決めました。

続いては、ライセンスです。登場とともに、客席からは黄色い声援が上がり、人気の高さを伺わせます。藤原一裕が「仮面ライダーになりたい」とネタを提案すると、相方・井本貴史も負けじと「俺もやりたい」と、ネタになりません。藤原が「じゃあ、俺は“ふじわライダー”をやる」と、オリジナルキャラクターを発案。“ふじわライダー”は、前髪が長く、前髪を切るともみあげが伸びるというおかしな設定をしますが、これには井本も「何でやねん!」と納得がいかない様子。最後はなぜか“裸”のふじわライダー2号が登場するという結末で、ライセンスならではの破天荒なネタに、観客も引き込まれていました。

 

続いては2丁拳銃の登場です。古風なイギリスロックミュージシャンのような小堀裕之の服装を見て、川谷修士が「いつからビートルズやねん!」とツッこむと、「イエスタデ.♪」とビートルズの名曲で応えるという返しのうまさに感心した観客は拍手喝采。また、「ちょうどええ」答えを当てるゲームでは、「初めての骨折は?」「手の指」、「カラオケで注文の品を持ってくるタイミングは?」「曲の間奏」、「車を買うなら?」「軽自動車の新古車」など、言葉遊びのうまさを見せつけました。

 

「若手じゃなくてすみません」と低姿勢で登場したのは、大トリの博多華丸・大吉です。「大人がハマっている携帯ゲームは、子ども(の時)からの癖が原因だ」という話から、「携帯ゲームにハマっている子どもをちゃんとしつけよう」というネタが始まりました。人気ゲーム“テトリス”を再現しようと、華丸は建設工事現場で上から落ちてくる建築材料を誘導するという、“リアルテトリス”を、また、人気のサッカーゲームを再現する場面では、華丸がサッカー解説者・川平慈英さんのモノマネをそれぞれ披露。すると、会場からは「待ってました!」とばかりに、大爆笑が起こりました。

 

 

次々と出てくる芸人たちのテンポのいいネタに、会場も始終笑顔で、時には手をたたき、ビーチステージを照らす太陽に負けないくらい、笑いの熱気に包まれていました。

 

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