園子温監督最新作!『希望の国』製作決定!

『冷たい熱帯魚』『恋の罪』と連続ヒットを飛ばし、最新作『ヒミズ』はヴェネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞を受賞するなど、国内外で圧倒的な注目を集める園子温監督が、“いま日本でこの映画を撮って、観てもらうべき”と考え、オリジナル脚本を書き上げた最新作の製作が決定。

日本のある村で、平和に暮らしている老夫婦とその息子夫婦、そして、彼らの隣家に住む青年とその恋人。彼ら6人が、大地震をきっかけに離れ離れになりながらも、それぞれの愛のかたちを貫く姿を描いた、哀しくも美しい3組の男女の物語。夏八木勲と大谷直子という実力派のベテランふたりが、長く住みついた故郷を離れられずに苦悩する老夫婦を演じ、彼らの息子夫婦役を村上淳、神楽坂恵が務めます。

 

1月13日にクランクイン、2月上旬クランクアップ、2012年春の完成を予定しています。 なお本作は、すでにイギリス、ドイツ、台湾からの出資も決定しており、世界がその新作を待望する園子温の監督最新作として、完成前から大きな期待を集めております。3.11の大震災を経て、“いま、日本で生きていく”ということをあらためて問いかける、園子温監督の最新作にご期待。

  

<ストーリー>

日本のある村。小野泰彦(夏八木勲)は妻(大谷直子)、息子の洋一(村上淳)とその妻(神楽坂恵)とともに暮らしている。のどかで美しい風景のなかで、酪農を生業としている小野家は、つつましいながらも幸せな生活を送っていた。隣家の息子(清水優)は家業を手伝わずに恋人(梶原ひかり)と遊びまわっては父親(でんでん)と母親(筒井真理子)に叱られてばかりいる。ある日、大地震が起き、彼らは避難を強いられることになる。だが、小野家は愛着を持った家をなかなか離れることができない。その渦中でいずみの妊娠が発覚。洋一といずみが 子供を守るためにとった行動は……。

監督・脚本:園子温

1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。ぴあスカラシップ作品として制作された『自転車吐息』(90)は、ベルリン映画祭正式招待のほか、30を超える映画祭で上映。

以後、『自殺サークル』(02)、『奇妙なサーカス』(05)、『夢の中へ』(05)、『紀子の食卓』(06)、『HAZARD』(06)、『エクステ』(07)、『ちゃんと伝える』(09)など衝撃作を続々と誕生させ、各国での受賞多数。09年『愛のむきだし』で、第59回ベルリン国際映画祭「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」、第9回東京フィルメックス「アニエスベー・アワード」を受賞した。ヴェネチア国際映画祭出品作『冷たい熱帯魚』(10)、カンヌ国際映画祭出品作『恋の罪』(11)は2作品続けて日本でも大ヒットを飛ばし、最新作『ヒミズ』(11)は主演の染谷将太と二階堂ふみがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞するなど、国内外で圧倒的な注目を集めている。

『希望の国』

 

出演:夏八木勲、大谷直子、村上淳、神楽坂恵、でんでん、筒井真理子、清水優、梶原ひかり

 

製作:「希望の国」製作委員会 /日本=イギリス=ドイツ=台湾合作 

配給:ビターズ・エンド

★オフィシャルサイト★ www.bitters.co.jp/kibou

 

 

2012年 秋、新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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