タル・ベーラ監督最新作 『ニーチェの馬』 2月11日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!

 

“人間の尊厳”を追求する深遠な黙示録が、いま幕を開ける。

 

1889年トリノ。ニーチェは鞭打たれ疲弊した馬車馬を見つけると、駆け寄り卒倒した。そのまま精神は崩壊し、二度と正気に戻ることはなかった。どこかの田舎の古い家。疲れ果てた馬と、飼い主の農夫と、その娘。暴風が吹き荒れる6日間の物語。

鬼才タル・ベーラ監督の最新作『ニーチェの馬』を観た者は圧倒され言葉を失うだろう。徹底的に排除された台詞、極限まで削ぎ落とされた演出、そこには生と死に向き合う静謐なモノクロームの世界が広がる。ダイナミックな長回しと、フィルムが持つ物質としての美しさに陶酔し、映画の枠を超え芸術の真髄に触れる至上の2時間34分。

ベルリン国際映画祭にて、銀熊賞・国際批評家連盟賞を受賞するなど熱狂的に迎えられるも、タル・ベーラは“これが最後の作品”と公言している。完璧な技巧と独自の美学で構築された唯一無二のタル・ベーラ哲学を貫き通し、“映画の極点”(The Observer)とまで言わしめた最高傑作『ニーチェの馬』。あなたは映画の歴史の目撃者になる。

© Marton Perlaki

 

監督:タル・ベーラ

 

61回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)

国際批評家連盟賞受賞

米アカデミー賞外国語映画賞ハンガリー代表

出演:ボーク・エリカ、デルジ・ヤーノシュ 

 

脚本:タル・ベーラ,クラスナホルカイ・ラースロー 

撮影:フレッド・ケレメン 

音楽:ヴィーグ・ミハーイ 

 

ハンガリー=フランス=スイス=ドイツ/2011年/154分/

モノクロ/35㎜/1:1.66/ドルビーSRD  

配給:ビターズ・エンド

2月11日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!

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