「冬ソナ」の Ryu×K-PLACE ライブ&トーク

あまりにも有名な、ドラマ「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」の記録的ヒットから8年。韓流ブームの立役者の一人として、日本でも音楽に限らない様々な活動を通し、ますますの魅力が備わるRyu。日本での全国ツアーも、クラシックやジャズを取り入れる演出など、常に音楽性を高めるチャレンジをしています。.

そんなRyuが、20111226日(月)、シックなライブハウスとして話題を呼んでいるGINZA K-PLACEに初登場!そして、今回はラジオ番組(エフエム世田谷「K-POP×K-PLACE」)とのスペシャルコラボ企画(公開収録)でした。冬にピッタリな歌ありトークあり。・感受性豊かなRyuの音楽に包まれながら、一緒に今年1年のあれこれを思い返したライブでした。

Ryuがステージに登場。まずは「恋人」、「最初から今まで」の2曲続けて歌い、会場はライブスタートとともに、Ryuワールドに引き込まれました。

この日のMCFM SETAGAYAで「K-POP×K-PLACE」のパーソナリティーをされている立花裕人さん。

 

MCの立花氏が「冬ソナ」のインタビューでRyuと初めて会ったが、Ryuが覚えていてくれたことに感動した。Ryuは立花氏がイタリアのアンディー・ガルシアに似ているから覚えていたと語りました。

MC:2011年は東日本大震災で大きな悲しみに襲われた中、文化音楽面ではK-POPが空前のブームとなりました。数年前に東方神起のブームがありましたが、もとをたどれば「冬のソナタ」です。そしてRyuさんです。(会場は拍手の渦)

 

MC:Ryuさんは生まれ育ったときから音楽をする環境にあったのですか?

Ryu:田舎育ちでモノクロのテレビを見て、毎回違う衣装を着ていたりするのを見て、自分もそうなりたいなと思っていた。

 

Ryuの出身はソウルではなく、ソウルから南へ100㎞行ったところで、2,30分で海へも行けるようなエサン育ち。昔はリンゴの果樹園がありましたが、今は果樹園も少なくなった。父親はソウル大学の脳科学科を卒業してから祖父などとともに田舎生活をしていた。母親は学校の先生をしていたと両親について語りました。

Ryuはヴォーカリストになりたかった。いろんな歌を自分らしく歌ってみようと思っていた。歌手になろうと思った時から夢を実現したいと思い続けたから、ちょっと遅いデビューになったが、自分を信じて歌手の夢が叶ったというRyu

そして、今までで一番幸せだった時期は、田舎で暮らしていて子供時代。歌手になりたかったRyuは、早く都会に出ていきたいと思い葛藤があった。とにかくソウルに行かなきゃと思っていた。実家の果樹園のリンゴの白い花や働いていたおばさん達がいたり・・・その頃からおばさんと縁があると言い会場に笑いを沸かせました。韓国語でおばさん(アジュンマ)と日本のおばさんという意味は違うと焦るRyu

そして、果樹園の従業員のお昼時間などに踊ったり歌を歌ったりしていた。今でも曲を作るときや考え事をする時、辛い時には果樹園を思い出すと語りました。

中学時代の修学旅行のバスの中で、のど自慢があり英語の先生から「歌手になれるかも」と言われ、宿題で曲を作ることがあり、褒められたそうです。

デビュー前のRyuは、デモテープを作りいろいろと会社を回ったそうです。そろそろと思った時期に軍隊に入隊しました。Ryuが入隊していた頃は、18ヶ月で家から毎日通えたそうです。除隊後に改めてデモテープを作り、2000年に正式デビューとなりました。(除隊後5,6年後にデビュー)

そして、デビューアルバムはあまり売れなかったというRyu。映画「プレゼント」の主題歌のオファーがあり、良い歌が作れるかも・と思いオファーを受けた。その時に偶然テレビのプロデューサーが聴いて「冬ソナ」に参加することとなりました。

3曲目「My Memory」4曲目「果樹園の道」

Ryuのデビュー曲「恋人」を聴いた「冬ソナ」のユン・ソクホ監督は、Ryuの声が雪っぽくて良いなということからオファーがあった。「冬ソナ」の放送1か月前にRyuの歌が主題歌になることとなった。そして、ユン・ソクホ監督にRyuが「冬ソナ」の曲を作りたいと言い、ロケ現場へも足を運び曲のイメージ作りなどをしたこと。ユン・ソクホ監督の「夏の香り」の曲も担当することになったと語りました。

 

このライブは全て日本語でトークするRyu。新しい日本語を覚えるとすぐに使ってみたくなる。自分一人でスーパーへ行き日常的な会話をしたことと日本の美徳が好きだということを語りました。

5曲目「スカボロフェア」6曲目「国際結婚」

Ryuの義理の姉がフランスの方でお兄さんが国際結婚をしているという家族の話。

お金を稼がなきゃとかそういう思いはないというRyu。いつも自分のやりたい方向性に近づいていけば後悔はしないだろうと思う。

そして、最近はゴルフにはまっているRyu。ゴルフと音楽があればいいと・・・ゴルフを本業にしてゴルフのためにと言い、会場に笑いを沸かせた。一生懸命に仕事をして、ゴルフができるような環境が言いゴルフはバンカーが好きというRyu。困った環境になるとチャレンジしたくなるとボジティブに語りました。

 

目指している音楽はR&Bやクラブ音楽も好きで、よく聴くのはジョージ・マイケル。マライアキャリーの曲もヴォーカルアレンジしてあり注目しているというRyu

そして、今のK-POPブームは、今はアイドルというイメージだが、韓国の歌手、韓国の食べ物など文化を含め、韓国が愛されていることが嬉しいく思う。今はアイドルが多いですが、悪いとも言えないし、これからいろんなジャンルに文化を通していろんなアーティストが愛され交流できればいいなと思うと語りました。

 

今後の夢として、ヴォーカリストとして気軽に生きていきたい。どういう音楽をやればいいのか悩む時もあるので、本当にゴルフさえあれば・・・正直な気持ち。ぼーっとしたい時期です。と会場は笑いとなりました。、

9曲目「たいせつ」そしてアンコール曲は「約束」

 

今年はいろんなことが起こり、悲しみの年となりましたが、2011年を振り返りながらRyuの歌に癒された時間でした。会場はRyuの歌声に魅了された方々が、満足な笑顔でした。

 

FM SETAGAYAhttp://www.fmsetagaya.co.jp/

 

(取材:野地 理絵)

 

 

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