（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL FOR　ONE実行委員会　

今年３月１１日、忘れてはいけない東日本大震災の年、音楽を通じて新しい年への前向きなパワーを発信するライブイベント『LAWSON　presents　MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE　supported by スカパー！』が、１２月２３日～２５日までの３日間、国立代々木競技場第一体育館で開催された。

１２月２３日　

出演アーティスト：家入レオ、キマグレン、leeca、矢井田瞳、ソナーポケット、ミゲル、

九州男、藤巻亮太、トータス松本

　　　　　　　　　　　（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

ミゲルはPart　Actとして登場

　　　　　　　　　　　（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

エレキギターを弾きながら矢井田瞳のライブがスタート。「Go　my　way」「My Sweet Darlin’」を歌い、「盛り上がっていますか？ボチボチですか？ここで声を出して下さい。準備はいかが？」会場から歓声があがり、矢井田瞳のライブが始まると同時に熱気を感じられたライブ。代々木競技場のステージを左右に走り回る矢井田「こんにちは、矢井田瞳です。息が上がっています。このイベントに出させていただいて、嬉しく思っています。この代々木は初めてです。楽しみにしていました。」と息を切らしながらコメント。そして、会場から「頑張れ」という声援に矢井田は「少なくともあなたより頑張っているよ」と笑いを沸かせる場面も。「初恋」ではしっとり歌い上げ会場は静かに聴き入った。「もうクリスマスですね。ライブ前にスタイリストさんと話をしたら“早くクリスマスムードが過ぎればいいのに”と言ってました。いろいろな考えがあるのだなと思いました。」と語った。そして、表参道のイルミネーション通りで、矢井田の乗った車が信号待ちをしている時に、イルミネーションを撮るためカメラを向ける人々に向かって、変顔をしたという矢井田。きっとカメラの視野の中にはイルミネーション以外に、矢井田の変顔が写っているかもしれないことを暴露。小田和正と一緒に作った曲「恋バス」、そして「間違いだらけのダイアリー」を歌いました。とてもパワー溢れるライブでした。

１２月２４日

出演アーティスト：FUNKY　MONKEY　BABYS、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ、BENI、Crystal　Kay、KREVA、JUJU、KARA（サプライスで、あやまんジャパン。倖田來未は体調不良のため辞退となりました。）

（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

「ヘビー・ローテーション」「会いたかった」を歌いリーダーの高橋みなみが「みなさん、こんにちはAKB48です。メリークリスマス。“MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE”に参加させていただいて嬉しく思います。」とコメント。板野は「このイベントが、みなさんへのクリスマスプレゼントです。」大島は「MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE」の主旨と「今日はどんな人と来ているのかな？」と会場の観客へ問いかけた。“家族”“友達”“恋人”と会場へ問うと“友達”と一緒に来ている観客が一番多かった。「風は吹いている」「ポニーテールとシュシュ」「Everday、カチューシャ」３曲続けて歌い、最後に高橋みなみが「今日のイブにこの場所で、たくさんの方と同じ時間を共有できることを嬉しく思います。」とコメントし「フライング・ゲット」で６曲をAKB48の主要メンバーが勢ぞろいした豪華なライブでもありました。

（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

黒のシースルーの衣装に、羽根の帽子を被り超ロングのニーハイブーツ姿のJUJU。「素直になれたら」「この夜を止めて」を歌い、「代々木におこしのみなさん、こんばんは。クリスマス・イブに会えることを楽しく思っています。JUJUのセット曲には、クリスマスに相応しい曲とは違うところもあります。カップルで来ている人はいる？ちょっとしんみりに付き合って欲しいかも。みなさんの大切な人、一人一人を思い浮かべて聴いて下さい。」と語りました。会場からは「JUJUカワイイ」という声援に「そうでもないよ。このあと可愛いKARAが出てくるから。」と会場に笑いが。「また明日」を歌い「ありがとうございます。今日が今年最後のライブになります。私事ですが、子供の頃から好きなJAZZアルバムを出しました。」と「Lullaby Of Birdland」でJAZZを披露しました。最後の曲の前にJUJUは自己紹介していないことに気づく場面も。「明日がくるなら」がJUJUの今年最後のライブ曲となりました。

（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

白のスパンコールとシースルーに白いブーツの衣装で登場したKARA.会場はKARAを待っていた観客がピンクのハート型ペンライトを振り声援。「ミスター」「ジャンピン」を歌い「みなさん、こんばんはKARAです。お久しぶりです。」と挨拶をし「Lupin」「ジェットコースターラブ」「GO　GOサマー！」スヨンが「メリークリスマス。一緒に過ごせて嬉しい。」とコメント。アンコール曲は「ウィンターマジック」。

１２月２５日

出演アーティスト：BREATHE、SHINee、SPYAIR、NICO　Touches　the　Walls、flumpool、JAY’ED、三浦大知、Hilcrhyme、FTISLAND

（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

SHINeeのライブが始まると会場は歓声と拍手そして、ものすごい熱気とパワーを感じました。「Replay-君は僕のeverything」「JULITTE」「Always　Love」「Amigo」「LUCIFER」の５曲を歌い、代々木競技場はSHINeeにとって忘れられない場所。それは1年前のファーストコンサートを開催した会場ということで意味のあるステージとなった。

（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

Hilcrhymeのライブは、６人のダンサーによるダンスパフォーマンス「トラヴェルマシン」で始まった。「RIDERS　HIGH」を歌った後にHilcrhymeのライブは、ライブでしか聴けないもの、ライブでしか見れないものがある。「春夏秋冬」では、１６小節がライブバージョンになっていた。そしてライブでしか見れないもの「大丈夫」ではTOCがサングラスを外す場面も。そして、２０１１年１２月２５日のために作った曲「マイクリスマスキャロル」を披露した。曲中には「ジングルベル」を取り込んだり、「神様という名のローソンさんへ」と言い会場に笑いを沸かせた。

（C)MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE実行委員会

２４日まで横アリでのライブだったFTISLANDのライブは「Brand-new days」「Let’s　go!」で始まった。イ・ジェジンは「他のアーティストのライブが観れて、自分へのクリスマスプレゼントになった」とコメント。イ・ホンギは「悪魔のお兄さんも心は天使」といい会場から歓声があがった。１１月３０日発売されたアルバムから「LIFE」「Venus」「Distance」では、会場は色とりどりのペンライトに光が輝き、会場とFTISLANDが一体となった瞬間。イ・ジェジンは（3月１１日の東日本大震災を振り返って）「みんながそれぞれの状況がある中で、今感じるのは暖かい心を大変な思いをしている人へと届けたい。今僕たちに出来ることは思いっきり歌うこと。そしてファンは楽しむこと。」と心打たれるコメントをした。そして「Winter‘s　Night」。アンコールは「Flower　Rock」で、「LAWSON　presents　MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE　supported by スカパー！」の最後を飾った。

MUSIC　FOR　ALL,ALL　FOR ONE→http://www.musicforall.jp/

（取材：野地　理絵）