映画『マイウェイ 12,000キロの真実』完成披露試写会舞台あいさつ

1219日、新宿バルト9にて、超大作映画『マイウェイ 12,000キロの真実』の完成披露試写会が開催され、主演のチャン・ドンゴン、オダギリジョー、共演者のファン・ビンビンとカン・ジェギュ監督が舞台あいさつに登壇した。

 

個性的なファッションのオダギリジョーに対し、黒のベルベットジャケットにグレーのパンツという正統派ファッションのチャン・ドンゴン。美しいファン・ビンビンが華をそえた形で華やかに登場すると、会場からは大きな歓声があがった。

オダギリジョーは、「アニョハセヨ~、オダギリです。今日初めて日本で上映されるので、不安と楽しみで・・・ぶっちゃけ不安の方が大きいです。先週初めて完成作品を観ましたが、作品の迫力に驚きました。今まで以上の衝撃を受ける映画だと思います。」と自信をもって挨拶。

チャン・ドンゴンは、「コンバンハ、チャン・ドンゴンです。お久しぶりです。お会いできて嬉しいです。今回は、映画『マイウェイ』を紹介するために来日しました。9か月間努力を重ねて一生懸命撮影してきました。今日は、日本初上映で僕もドキドキ、ワクワクしています。皆さんの声援を心から期待しています。」と笑顔をみせた。(マイクの音声がOFFになっていたのを慌ててONにし笑顔のドンゴン。)

今年10月、東京国際映画祭で審査員としても来日したファン・ビンビンは、「また、東京に来ることができて嬉しいです。光栄にもチャン・ドンゴンさんや、オダギリジョーさんと共演することができました。人間性を描いた映画です。共感していただけたら嬉しいです。」と作品をアピールした。

長い時間撮影を共にしたチャン・ドンゴンについて、オダギリジョーは「皆さんがイメージしている通りで、本当に素晴らしい人。普段から優しくて誠実で謙虚。日本では消えてしまったようなタイプの男性で、非の打ちどころがないですね。」と絶賛。続けて、カラオケに一緒に行った時に、無理やりデュエットを歌わされたことを明かし、「ドンゴンさんは、TUBE、チェッカーズ、サザンオールスターズ、徳永英明が好きです。一緒に歌いましたよ。いいでしょ~()」と言って会場を沸かせた。

チャン・ドンゴンからは「今回初めて共演させて頂きましたが、最初は内気そうな方だと思っていたら、実はとてもユーモア感覚が優れている方で、すぐに親しくなることができました。偶然にも撮影中に2人とも子供が生まれたので共通の話題もありましたからね。」と、オダギリジョーとの共演を喜んだ。

そして、チャン・ドンゴンが共演者たちにダウンジャケットをプレゼントしたことが明かされると、「寒い場所での撮影でしたし、ユニホームのように同じものを身に着け、共同体というか同志愛を育めるといいなと思ってプレゼントしました。」と語った。

一方、ファン・ビンビンは、女性として激しい役どころを演じることとなったが、オフォーを受けた理由を「カン・ジェギュ監督の作品の『シュリ』が好きでしたので、出演できることを本当に嬉しかったです。そして、日本と韓国のハンサムな男性と共演できるというのが魅力でしたね。()」とジョークを交えて伝えた。

カン・ジェギュ監督は、「実は、戦争映画を観てくれるのは男性ばかりじゃないかと思って心配していましたが、今日ここに来て下さったのは90%が女性ですね。どうやらキャスティングが上手くいったようです。」とご満悦。「この映画では、京城(現・ソウル)からノルマンディーまでの長い道のりを2人の男の気持ちがどう変わっていくのか、心の変化を描いてみたいと思って作成しました。どのシーンも簡単に撮ったところはありません。みんなが一つになって頑張って努力した映画です。」と胸を張った。

『マイウェイ 12,000キロの真実』は、一枚の写真の発見から始まった、実在の東洋人をモデルにした物語。オリンピックを目指した二人の青年が、時代に翻弄されながらも生きることを選び、日本・ソ連・ドイツの3つの軍服を着て戦った。全てを失って気づいた大切なこととは・・・。

 

 

(取材:R.Kimura/野地 理絵)

 

 

『マイウェイ 12,000キロの真実』・・・2012年1月14日全国ロードショー!

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