『人生はビギナーズ』ブルータス座試写会 写真家ホンマタカシ氏トークイベント

「サムサッカー」のマイク・ミルズ監督の長編第2作目となる『人生はビギナーズ』が、2012年2月4日(土)より全国公開となります。監督自身のプライベートストーリーをユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、そしてメラニー・ロランという豪華なアンサンブルキャストで映画化。ゲイであるとカミングアウトした父親、そして38歳にして恋愛に真剣に向き合おうとする息子の姿を通して、人はいつでも新たな一歩を踏み出せるというメッセージのこもった希望の物語。12月15日(木)『人生はビギナーズ』の撮影現場にも入られた写真家のホンマタカシ氏と、ブルータス編集部より伊藤総研氏によるトークイベントが開催されました。

ホンマタカシ氏と『人生はビギナーズ』もマイク・ミルズ監督は、作品集を通して知り合って15年になり、好みの写真も似ていることから意気投合。今回の『人生はビギナーズ』の撮影現場にも行くほどの友人関係。そして、映画にも登場したマイク・ミルズ監督のお父さんの家やマイクのお父さんと飼っていた愛犬などのプライベートオフショットも映された。サンタバーバラにあるレインボーカラーは、ゲイのシンボルカラーでもあるなどの話やマイク・ミルズ監督の奥様でもあるミランダ・ジュライ監督の秘話も。

マイク・ミルズは日本人に理解しやすい日本的なセンスがある。この『人生はビギナーズ』は、アメリカで評価されているのは良かったと思うとホンマタカシ氏。そして、作品の細かいところにマイク・ミルズ監督の味が出ている作品で、個人的にはお母さんとマイクとのシーンが一番好きなシーンとコメント。

 

父の75年目のカミングアウトも、僕の38年目の恋愛も。人はいくつになっても新たな一歩を踏み出すことができる。人生の“初心者”たちがそれぞれの道を切り拓く、希望の物語。

 

<ストーリー>

「私はゲイだ。これからは本当の意味で人生を楽しみたいんだ。」

それは母に先立たれた5年後、癌を宣告された父・ハルからの突然の告白。元々は厳格で古いタイプの人間だった父が、そのカミングアウトをきっかけに若々しいファッションに身を包み、パーティーやエクササイズに精を出し、若い恋人まで作って新たん人生を謳歌した。

一方、僕・オリヴァーはといえば38歳で未だ独身。友達は仕事と愛犬。元々の臆病な性格故に、父のカミングアウトにも戸惑いを隠せない。そんな心の動揺は運命の女性アナとの恋にも自ら終止符を打つという最悪の結末を迎えてしまう。しかし、父がカミングアウトしてから“最後”を迎えるまでの5年間は、そのオリヴァーの戸惑いをかき消す程、愛に溢れた幸せな日々だった。それは正に、自分の気持ちに生き、愛する誰かと共に生きるということが人生の最も大切なことだという父の最後の教え。僕にとっての大切なこと、それは・・・

ユアン・マクレガー×クリストファー・プラマー×メラニー・ロラン。豪華キャスト陣が贈る、人生悲喜こもごも。

 

本作の監督をつとめたマイク・ミルズのプライベートストーリーを映画化。「父の人生を通して自分の殻を破ること、誰かと共に生きることを最も表現したかった」と語り、父の死からわずか5ヶ月で、脚本を練り上げた。主人公を演じたのは近年『ゴーストライター』でその演技力が高く評価されたユアン・マクレガー。父の人生に感化され、自身も少しずつ変化していく主人公の繊細な心情を見事に演じきった。そして、次世代に担う注目の女優・メラニー・ロランの誰もが胸を掴まれてしまう愛くるしい表情。恋に落ちた初々しい2人の関係が愛おしく描かれる。さらにアカデミー賞ノミネート有力と噂される名優・クリストファー・プラマーのユーモアに溢れた生き生きとした演技は圧巻。そして、愛犬・コスモの見事な演技力が脇を固め、物語を希望の光で包み込んでいく。

 

12月15日のゴールデン・グローブ賞ノミネートでは、助演男優賞にクリストファー・プラマーがノミネートされました。

<キャスト>

ユアン・マクレガー

クリストファー・プラマー

メラニー・ロラン

ゴラン・ヴィシュニック

カイ・レノックス

メアリー・ペイジ・ケラー

キーガン・ブース

 

<スタッフ>

監督・脚本:マイク・ミルズ

共同プロデューサー:フラン・ギブリン

撮影監督:カスパー・タスセン

 

配給:ファントム・フィルム/クロックワークス

2010年アメリカ映画(105分)

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http://www.jinsei-beginners.com

 

 

『人生はビギナーズ』2012年2月4日(土)ロードショー!

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