韓国ドラマ「シティーハンター」のOST、『J-Symphony』日本初ライブ『ハジマリ』ライブレポート

 

日本でもお馴染み「シティーハンター」韓国ドラマ版OSTを担当したことで、音楽ファンだけでなく韓国ドラマファンからの熱いライブ要望が高まり、26日に新大久保の隠れ家的コンサートホールR'sアートコート(労音大久保会館)で、念願の待ちに待った日本初ライブが開催されました。

 

J-Symphonyのヨンタクとクムヨンの姿がステージにシルエットとして現れると会場からは拍手が沸いた。そして、日本初ライブの1曲目は、ドラマ「シティーハンター」のOSTLonely day(ロンリーディ)』を熱唱。

ヨンタク:「こんにちは、僕達はJ-Symphonyです。僕は眼鏡の担当ヨンタクです。」

クムヨン:「僕はクムヨンです。」

緊張しながらも日本語で挨拶をしたJ-Symphonyの二人。

 

ヨンタク:今日は、J-Symphonyという名前で初めてのコンサートになります。それも日本ですることになって、本当に考え深いですし、気持ちは妙な感じです。今日は皆さんと一緒に楽しんで想い出を作っていきたいと思います。宜しくお願いします。

 

ヨンタク:「僕ちょっと休みたいから貴方が説明して。」

 

クムヨン:「彼ちょっと疲れているみたいなのです。今聴いていただいた曲は、ドラマ『どうしよう』聴いたことありますか?」

会場の観客は「聴いたことある。」と声をあげると、クムヨンとヨンタクはホッとした様子。

そして、韓国のアニメのOSTの曲は、二人のプロデューサーが作った曲を披露。恋する二人がなかなか会えないのに、会えた時のわくわくした気持ちになる曲。

クムヨン:「笑顔で歌おうと思うと顔が引きつってしまう。僕は社長から笑わないと怖いから笑うようにと言われたのですが、みなさんどうですか?」と緊張しながらも観客に声をかけるクムヨンに、会場から拍手と笑いが沸きました。

 

ヨンタク:「初めてのライブです。実は韓国でもJ-Symphonyとしてのライブをしたことがないので、僕達凄く緊張しているのですが、みなさんが緊張を解してくれるだろうと期待しています。」

 

MC:初めてだということなので、いろんな話を聞いてみて良いですか?

ヨンタク:「勿論です。僕達は本来4人で活動していました。振り返ってみるとそれぞれ一人ずつ音楽活動をしていました。作曲家の先生の所で、運命的に4人が一緒になりました。もともとそれぞれの活動をしていたので、一緒にするとは思っていませんでした。趣味のようにyoutubeなどにインターネットに載せたところ今に至ることとなりました。カン・ホドンさんの「スターキング」という番組にも出演することになりました。その時、僕達は”地方のアイドル”と言われてました。地方は田舎ですよね。そうするうちに4人で活動することになったのですが、一番年上と年下のメンバーが抜けることとなりました。そして、僕達の危機です。僕達が路頭に迷っていた時に、今の社長やプロデューサーに出会うことになったのです。だから悪いことだけではない。頑張ればという思いで二人頑張り、今こうしてみなさんの前でコンサートすることになったのです。」

クムヨン:「一番大切な話を彼抜いてしまいました。僕達、本当は中学生の同級生なのです。」

ヨンタク:「それは、僕は後においておこうと思ったのに。」

クムヨン:「同級生なので全てを知り合っているのです。よく喧嘩もしますし、よくじゃれ合うこともあります。でも、二人とも性格がさっぱりしているので、喧嘩したとしてもすぐ仲直りしてしまいます。」

ヨンタク「喧嘩をしても30分かな。」

 

MC:「中学校からの同級でお互いに事を知っているのなら、お互いの長所などを教えてくれますか?」

クムヨン:「彼は(ヨンタク)とにかくポジティブで、いつも楽しく歌もうまいし、歌手だから当たり前だけど、絵も上手です。僕達、二人とも漫画を書くのが好きなのですよ。ドラゴンボール、エバンゲリオンなど。」哲人号と一緒に写真を撮ったとアニメの話で盛り上がるクムヨン。

ヨンタク:「彼は(クムヨン)身長が高くて格好いい。歌が上手くて運動もすごい。運動選手だったのですよ。」クムヨンはサッカーの選手で、小学生の時に日本にも一度来たことがあるそうです。山形県に行ったことがあると、どや顔のクムヨン。

ヨンタク:「僕のことを誰よりも知っていて、僕も彼のことを知っている。人生においても音楽においても彼以上のパートナーはいないと思います。そして、今みなさんの前にこうしていることも幸せです。彼といるからでしょう。」とヨンタクはクムヨンのことを語りました。そしてヨンタクは動物の真似が得意ということで、ニワトリの真似をして会場に笑いを沸かせました。二人の人柄と暖かさが垣間見れた瞬間でした。

 

クムヨンが作曲、プロデューサーのキン先生が作詞をした『馬鹿の恋話』を披露。ヨンタクが会場から1名のファンをステージにエスコート、椅子に座っていただき『馬鹿な恋話』を語りかけるように歌いました。

 

『天国の階段』、『世界の中心で愛を叫ぶ~瞳をとじて~』を日本語で熱唱し、会場は聴き入った瞬間。そしてイム・ジェボムの『君のために』とバラードとハーモニーを聴かせ魅了した。

 

バラードが続きウォーミングアップということで、踊りながらポップ系の曲を会場の観客と一緒に楽しみながら歌う姿。

 

MC:OSTを歌うときに一番楽しかったことはありますか?」

ヨンタク:「僕らの表情かな?」

クムヨン:「僕達も有名な映画やドラマを思い出しながら歌うことが多いです。」

 

 

MC:「今日は特別な方に来ていただいているそうですが?」

ヨンタク:「後輩の歌手シンディーが来ています。舞台にはあげませんけれどね。」と会場に来ている後輩のシンディーを紹介。『蕾』をカバーして歌っています。僕達のアルバムのプロデューサーのキムプロデューサーです。

 

キム:「このライブの中で、どうして僕はここにいるのか?J-Symphonyが皆さんのために別の姿をお見せするために時間が必要ということです。」

キム:「もともとJ-Symphonyは4人でした。事務所に4人が来ました。初めて見る新人でした。ヨンタクは足が折れててギブスでした。クムヨンは髪型が短くて軍人みたいで、この人たちは何なのだ?と思い、時間がないから無理無理と言いました。歌を聞いて欲しいと言うので聴いてみたのです。見窄らしい4人が歌を歌うとびっくりしたのです。何か違うと思い一緒にやってみようかと思いました。」

 

MC:「何かが違うというのは?」

キム:「僕は数々の歌手と一緒に仕事をしてきました。JYPのパク・ジニョンが作ったときに一番最初から一緒に仕事をしてきました。成功する歌手を見ていると歌や楽器など技術的ではなく、エネルギーを持っているのです。歌う時のエネルギーを強く感じたのはJ-Symphonyだと思います。何故だか今僕が緊張しています。彼たちの歌だけでなく、二人のエネルギーを感じると思います。僕が初めて感じた彼らのエネルギーを皆様もこの舞台で直接感じていただければ素晴らしい時間になるだろうと思います。」(二人の衣装替えの時間にJ-Symphonyについて語っていただきました。)

 

衣装替えしてJ-Symphonyが『Because Of You』を歌い再びステージに登場。そして、ビートルズのナンバー『Yesterday』をしっとりと聴かせた。

 

MC:日本の印象は?

ヨンタク:「美しい空気と綺麗な街並み、美しい女性と。」

クムヨン:「昨日個性的で目立つ服を着て、道を歩いてみました。日本人は個性的ですよね。それなのに皆んなが僕達を見てしまうのです。」と余りにも派手な服を着て、すれ違う人が振り返るという体験をコメントし、会場を沸かせました。

 

ヨンタク:「僕達の初めてのアルバムが、12月に発売されます。そのアルバムでもっと活動しますし、みなさんが呼んで下さるのなら海を泳いで来たいと思います。」

 

MC:「昨日来日して、今日ライブをして明日は朝6時の飛行機で帰国するのですね。」

クムヨン「みなさん知っているかな?「出発ドリームチーム」というスポーツ番組です。そこに僕が出演することになりました。オーディションする番組で、有名な歌手が40名の中から1名選ばれるという番組。頑張ります。」

ヨンタク:「僕は遊んでいたいのですが、クムヨンさんが明日の朝帰るというので、僕も遊んでいられないのですよ。」と日本に残りたいという意志を話すヨンタク。

 

 

ヨンタク:「僕たちに質問はないの?」と会場に向けて話しかける。

Q:何歳ですか?

ヨンタク:「僕達の実際の年と会社で決められた年とどっちかな?20代後半ですね。シワがちょっとずつ増えてくる。」

 

Q:日本で好きな歌手は?

クムヨン:「X-JAPAN

ヨンタク:「久保田利伸」

 

O:日本で好きな食べ物は?

ヨンタク:「刺身」

クムヨン:「アニメのNARUTOで食べるラーメンが食べたい。」

 

Q:下着はトランクス派かブリーフ派か?

ヨンタク:「ボクサーパンツです」

クムヨン:「ボクサー」

 

Q:洋服で好きな色は?

クムヨン:「僕は顔が黒いので、黒が好きです。」

ヨンタク:「僕は明るいブルーが好きです。」

 

Q:好きな女性のタイプは?

ヨンタク:「笑顔が素敵な女性が好きです。日本の方は笑顔が素敵です。」

クムヨン:「僕と反対の人が好きです。僕は作りが大きいので、こじんまりして色が白くて、反対のタイプが好きです。心が広ければいいです。」

 

ヨンタク:「本当にみなさんに心から感謝の気持ちを伝えたいです。実は、正直言うとこんなに沢山の方々が来てくれるとは期待もしていなかったのです。僕達に関してどんな情報があったか、少なかったと思います。でも、こうして僕たちと一緒の時間を共にしてくれて、心から何ども感謝を言っても伝わらないくらい大きな気持ちでいっぱいです。有難うございます。」

クムヨン:「僕達を忘れないでいてください。みなさんが呼んでくだされば、またこうしてやって来ます。」

 

日本でも韓国でも初めて歌う『ちっぽけな愛を』を披露し、そしてJ-Symphonyのデビュー曲でもある、ドラマ「私の期限は49日」のOST『心がひとつだから』を熱唱。

ヨンタク:「12月のアルバムの中に入る曲、キムプロデューサーが作った曲です。みなさん立ち上がって楽しみましょう。舞台に上がってもいいですよ。」オールスタンディングとなり、J-Symphonyの歌に合わせて手拍子、赤いペンライトを振り楽しむ。何よりのJ-Symphonyの二人も楽しんだライブ。

 

アンコール曲は久保田利伸の『LA-LA-LA LOVE SONG』では、会場に降りてきて挨拶するヨンタク。

 

・ライブ後は全員の観客と握手・サイン・3ショット写真撮影が行われました。束の間の時間を惜しむ二人の姿とファン。J-Symphonyの熱気と韓国ドラマのOSTでは酔いしれ癒されたライブ。12月にはアルバム発売予定もあり、きっと近い日に再来日を期待したいものです。そして、また日本に来日していただけるように、応援していきたいと思いました。

 

(取材:野地 理絵)

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