コンペティション部門 観客賞 『ガザを飛ぶブタ』

 

コンペティション部門の15作品を対象に一般客に投票を募り、最も多くの支持を得た作品に贈られる「観客賞」。今年の受賞作品は、『ガザを飛ぶブタ』です。まずは、港区の武井雅昭区長とみなと委員会・原保委員長にご挨拶いただきました。武井区長は、「人口のおよそ1割が外国籍の方で、国籍も120カ国にのぼり、80カ国の大使館がある国際性に富んだ町。六本木の町は大変昔からの繁華街ですが、また一方で、この六本木ヒルズを始め数多くの劇場や博物館、美術館が集積いたしますアートの町でもございます」と国際色豊かな港区をアピ―ル。

 

みなと委員会・原委員長は、「みなと委員会は、東京国際映画祭が六本木で開催されることになった時に、町ぐるみで応援しようということで結成されました。今年で8年目になります」と、東京国際映画祭を開催するにあたり町をあげて準備をし、多くの方を迎え入れてくださった地元の方々に労いの言葉を贈られました。そして武井区長より、第24回東京国際映画祭コンペティション部門の観客賞が発表されました。授賞式では、武井区長より表彰状が、みなと委員会・原委員長より賞金1万米ドルが、みなと委員会・須永達雄副委員長よりトロフィーが、そしてみなと委員会・青野信次副委員長より花束が贈られました。

実はご夫婦でいらっしゃるシルヴァン・エスティバル監督とミリアム・テカイアさんには、Kissポート財団・花角正英事務局長より贈呈された記念のハッピに手を通していただき、受賞に対するご感想をいただきました。

 

エスティバル監督は、「コンニチワ!アリガトウ!本当に光栄に思います。とても感動しています。初めての日本、初めての映画、初めての映画祭、そして初めての受賞となりました。ですから心から感謝申し上げます。これ以上の賞はありませんし、皆さまとこの瞬間を分かち合えるのは素晴らしいことです。私たちの作品が日本でこのように受けとめられるとは思ってもみませんでした。遠くの国で起きていることについての映画ですが、皆さまに選んでいただいたことで、これが世界的な映画であると思うことができます。本当に嬉しいです。ありがとうございます!アリガト!」と感激のご様子。いつもチャーミングな笑顔のテカイアさんは、「コンニチワ、アリガト・・・日本に来ることができだけでも夢が叶ったようなのに、こんなことになるなんて・・・本当にありがとう・・・・」と感激の涙で言葉を詰まらせていらっしゃいました。最後に、東京国際映画際の依田チェアマンも参加してフォトセッションが行われ、会場は盛大な拍手に包まれました。

Asiaent_Lifeをフォローしましょう

<人気記事>