東京・中国映画週間 『愛のしるし』舞台挨拶

 

22日、『東京・中国映画週間』での上映作品『愛のしるし』の舞台挨拶で、主演のドン・ジェとショーン・ドウが登壇しました。

 

 

ドン・ジェ:ドン・ジェと申します。日本の皆さんとお会いできて嬉しいです。

ショーン・ドウ:皆さん、こんばんは。私はショーンです。

 

Q:ドン・ジェさん主演の『至福のとき』は、日本で上映され日本でもファンが多くいます。今日も東京以外から駆けつけてくれたファンがいらっしゃいますが、ファンに一言お願いします。

ドン・ジェ:東京国際映画祭に来るのは3回目です。また良い作品を持って来たいと思っております。

(この東京・中国映画週間は、東京国際映画祭の提携企画として実行されています。)

 

Q:ドン・ジェさんの演じるヒロインは、子供を産んでから革命に身を投じましたが、実生活でもお母様になられすぐ仕事に復帰され活躍されていますが、仕事と私生活はどのようにされていますか?

ドン・ジェ:母親である喜びを感じ、仕事でも達成感を感じています。両立できるようにと思っています。

 

Q:ショーンさんは映画の中で争うシーンもあり、実生活でも空手を習ったことがあるようですが、役柄と違いスポーツマンですね。どんなスポーツが好きですか?

ショーン:映画の中ではスケートをしました。人生の中で一番楽しい時期を過ごすという内容でしたので、スケートも楽しみました。私は幼少期はカナダで過ごしました。そこではアイスホッケーをしていました。

 

Q:『愛のしるし』は、まもなく上映されますが、皆さんへのメッセージをお願いします。

ショーン:この映画はラブストーリーです。映画の中では、30年代の古き良き時代の上海です。そして、上海の時代を理解していただき、中国を好きになって欲しいです。

ドン・ジェ:この映画は、フォ・ジェンチイ監督の作品です。今日監督は、こちらへ来らなくて残念です。フォ監督は、以前東京国際映画祭で賞をいただいたことがある有名な監督です。この映画も美しいスタイルで歴史と愛情を物語り、愛には国境がないということで、皆さんも共感が得られるでしょう。

 

Q:ショーンさんへの質問です。文芸評論家でもある役ですが、どのように役柄を演じましたか?

ショーン:当時の歴史の本をよく読むようにして、時代背景や人物像を掴むために、彼の養女に会いました。彼は大きな愛を持っている方です。「外の世界はとても美しく、しかし今中国の社会は暗い」と書かれています。彼の心には美しい心があることがわかります。

 

Q:私は大学で近代史を学んでいるの今日の映画は興味深かったです。お二人にお聞きしたのですが、東京の印象は?

ドン・ジェ:私はよく東京に来ます。日本の中で一番好きなのは、京都と奈良です。日本では文化などが保存されていることは凄いと思います。日本の映画や茶道、歌舞伎など古い文化が好きです。

 

あらすじ

建国の英雄であり、中国共産党の初期最高指導者の一人である瞿秋白とその妻楊之華の物語。

2人の出会いは、上海大学から始まった。楊之華は秋白の教え子で田舎から上海に出てきた。

の当時は、先進的な考えを持つ女性だった。秋白と妻王剣虹の仲を楊之華は、羨ましく思っていた。そして、秋白の妻は結核で21歳の若さで亡くなってしまう。様々な革命運動に関わってきた秋白は、身を隠しながら活動しなければならない。師弟の間に戦友同士の感情が生まれてくる。それは、次第に愛情へと変わっていった。上海での労働運動が、激化していくなかで、楊之花は秋白に自分の気持ちを打ち明ける。

 

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