抱腹絶倒必至!ミュージカル『モンティ・パイソンのスパマロット』 featuring SPAM®製作発表記者会見

 

コメディ界のビートルズ”と言われたイギリスのコメディグループ「モンティ・パイソン」の映画をモチーフにしたミュージカル『モンティ・パイソンのスパマロット』 featuring SPAM®の製作発表記者会見が、8月29日(月)、駐日英国大使館にて開催されました。

 

 

 

「モンティ・パイソンのスパマロット」は、2005年にオープンしてからおよそ5年で世界20カ国以上で上演。ニューヨーク・ブロードウェイをはじめ、ドイツ、スペイン、ハンガリー、フランス、チェコ、UKツアー、USツアー第2弾、韓国などさまざまな国で話題作となっています。2012年1月の日本初公演を前に開催する記者会見では、出演キャストに加え、企画・脚色・演出の福田雄一、さらに脚本・詞・音楽を手がけるモンティ・パイソンのメンバー、エリック・アイドルの奇跡的な来日が実現。

 

 

スペシャルゲスト エリック・アイドル氏

皆さんこんにちは。モンティ・パイソンの中で6番目にいい人です(笑)。真面目な話をさせていただきますが、私は日本の首相になる準備があって来日しました(笑)。もし今日中に決着がつかなければ、多分初めてコメディアンが首相になるかと思います。

 

日本は今年の春大変な経験をされたと思いますが、その時点でプロデューサーの方々とお話したときに、このショーは止めようかという話になりました。しかし、是非行って元気をつけていただきたいという話があり、来日ました。

この記者発表の10分前TV収録で、スパマロットの劇中歌を日本語で歌ったのですが、「人生、楽に生きようよ」という歌詞です。 スパマロットは約2004年頃から世界中の人々を喜ばせて廻ってくることができました。そのために今回日本にもやってくることができたと思います。この曲のスピリット、もし自分の人生が酷いものだと感じたときまた何か忘れているものはないか?そういうときに思い出して欲しいのは、”笑って””歌って””踊って”という楽しい気持ちです。その気持ちは今この国に必要なことなのだと思います。まず真面目に、英国大使に対して、この場所を提供いただいたことにお礼を申し上げます。ここにいらしゃるスポンサー、プロデューサー主催いただいた方々にもお礼を申し上げます。記者会見の最後にこちらをお持ち帰りいただきたいと思います。SPAMです、食べないでください、コメディのためにだけあるものです。(笑)本当に自分でも驚いているのですが、真面目なアメリカの会社にスパマロット日本公演のためだけの限定バージョンを作っていただきました。SPAMの会社(ホーメルフーズ社)、そして皆さんにお礼を申し上げたいと思います。有難うございます。私は初めての日本来日です。

 

企画・脚色・演出の福田雄一の挨拶

 

若干緊張しております、エリック・アイドルさんが来日すると一週間前に聞いて、そこから体調があまり良くないのです。今、そこにエリックさんがいるというので、生きている心地がしないくらいに緊張しています。実際にNYのブロードウェイに行く度に、必ず3回観て帰ってくるというくらいに観させていただきました。冗談半分avexさんにお願いしたら、上演することが実現し、嬉しく思います。日本ではミュージカルは堅苦しく敷居が高く捉えられることがあるので、笑えるミュージカルにしたいと思っております。そのため、こんなくだらない皆さんに集まっていただきました(笑)。

 

アーサー王役(ユースケ・サンタマリア)

 

どうも皆さん、本日は土砂降りの雨の中、英国大使館にようこそ(当日は晴天)。普段は入れない所らしいです。今回はこういう場所でこんな会見が開けることは夢のようです。まずこういう格好をして思ったのは、今も不安なんですけれど俺ってわかるか?(笑)

ただでさえ地味な顔をしているので、今回のアーサー王役は王なのに市民から知られてなくて、どこへ行っても無視される。普段の自分と重なるので、普段の憤り、悔しさ全てぶつけたいと思っています。降板しないように頑張ります。(笑)

 

ランスロット卿役(池田成志)

 

本当に英国大使館に生きているうちに入れるとは思ってなくて、先程衣装を着て一服しながら英国気分でいると蚊に数箇所刺されまして、やはりここは日本だなと思いました。先程、福田さんがおっしゃったミュージカルの垣根を下げて、笑えるミュージカルにしたいと言ってましたが、未だかつて日本では笑えたミュージカルがあったためしがないので、非常に不安です。こうやって一気にハードルを上げて終わりたいと思います。(笑)

 

デニス・ガラハッド卿役(賀来賢人)

 

まず、この衣装メイクで英国大使館に立っている自分を褒めてあげたいと思っています。一応、最年少なので、先輩方に負けないように舞台場で真剣に演じたいと思っています。

 

マルチ役(ムロツヨシ)

 

いろんな役をやりますムロツヨシといいます。カタカナ5文字でムロツヨシと申します。今回キャスト先輩にカタカナ代表の方がいます。今回いろんな役をやるということで、皆さんよりも歌う曲の数が多いです。歌はあまり得意ではないので、先週からレッスンを受 けているのですが、そのレッスンは1時間1万円かかります。レッスン場を自分で借りるのに2100円、週に一回のレッスンを受けることで、週に12,100円を自腹で切らなければならないので、頑張ります。(笑)

 

パッツィ役(マギー)

 

この衣装をチラシ撮影の時に初めて着させていただいたのですけれども、自分でもビックリするくらいにしっくり具合で、一回着たことがあるんじゃないかと思うくらいです。こんなにしっくりするのは、マルイのヤングカジュアル館にもないのですけれど、嵌り役がきたなと同時に、この衣装は韓国のパッツィ役の方が着ていた衣装そのままなのですが、歴代のパッツィを演じられてきた方の汗を継承して頑張りたいと思っております。(笑)

 

 

ベデヴィア卿役(皆川猿時)

 

はじめまして。僕は衣装がしっくりきていません。パツパツです。痩せろと言われました。こういうことを言ってはいけないのですけれど、今おしっこを我慢しています(笑)。自分がフランス人の俳優ならここでおしっこをしているのですけれど、僕は日本人の俳優なのでちゃんと我慢したいと思います。

 

湖の貴婦人役(彩吹真央)

 

今の私の一番の悩みは、皆さんコメントで笑いを取っていて、オチに私がコメントさせていただいて笑いが取れないという、肩にプレッシャーがかかっている状況である事です。紅一点ということで、私は宝塚で16年男役をやっていましたので、皆さんと共に同じ色に染まらずに赤く情熱的に演じられたらと思っています。笑いの中に埋もれることなく歌と存在感で笑いを取る役だなと思っております。

 

質疑応答>

Q:今回の見どころを具体的に、キャスティングのポイントは?

A:王様なのにコケにされる役、コケにされたときの受け手のリアクションと返しが面白い方じゃないとと思い、日本人にはいないのですが、未だにタモリさんにカタカナの人と言われている、テレフォンショッキングで電話を切られる方で、この人バカにしていい人という認識がある方はなかなかいないので、ここはアーサー役はユースケ・サンタマリアしかいないと思いました(笑)。日本版は、本当に子供からお爺様お婆様までが楽しめる笑いを揃えていきたいなと思っております。(福田)

 

 

Q:笑いと音楽が満載とありますが、出演する上でどんなことを楽みにしていますか?

A:僕の初舞台はミュージカルでした。昔、ミュージシャンだったのですけれど、何故今やっていないのか?音程がどうとか歌が上手い下手とかそういうのを超えた何かをパンドラの箱があくのではないかと楽しみですが、怖いです(笑)。(ユースケ)

 

既にこの衣装を20分近く着ているとボーットして、この衣装大丈夫か?と思っています。(笑)昨日家族でスパマロットのモチーフとなった「モンティ・パイソン・アンド・ザ・ホーリー・グレイル」を見て、娘もカミさんもゲラゲラ笑ったあとにグダグダだねと言って終わったのですが、そういう所って大事だなと思います。公演日が)お正月ですから、堅苦しくなくて楽しめるような雰囲気で、歌や演技をしたいです。(池田)

 

英国でやるのとアメリカでやるのと日本でやるのでは、笑いの質が違うと思うので、どういう分に笑ってもらえるか楽しみです。(彩吹)

 

高いキーで歌うので、12,000円のボイストレーニングを教えていただいて、早めに通っておこうかなと思います。(笑)(賀来)

 

 

僕は12,000円はちょっと無理なので、健康的に歌が上手くなて、上手いと言われたいです。(皆川)

 

皆さん慌てて昨日(モチーフとなった映画を)観たというのですが、僕は今回この作品にかけています。パッツィは肩に大きな荷物を背負っているのですけれど、この5ヶ月で7㌔の原料に成功しました。母がミュージカル好きなので、母の喜ぶ顔が見たいです。それを楽しみに頑張りたいと思います。(マギー)

 

福田さんとは何度かご一緒させていただいて、歌は大丈夫か大丈夫かと。先輩たちに迷惑をかけないように歌を頑張りたいと思います。(ムロ)

 

 

Q:原作のアーサー伝説は、中世を舞台にしていますので、日本人には馴染みがないと思うのですがイギリス人のアイドルさんにとって、この魅力はどんなものですか?

A:日本の中世の歴史とイギリスの中世の歴史と非常に似ていると思います。中世の心というものは、共通する爵位を持つことによって、または上層階級から認識されることによって、自分たちが心に持つものが生まれます。自分の好きな映画は「七人の侍」です。と ても面白いです。日本にも自分に共通する面がありました。なので日本の観客の方にもとても理解しやすいような内容だと思います。エリック)

 

囲み取材>(Aはすべてユースケ・サンタマリア)

Q:衣装を袖を通した感想は?

A:この衣装を着て舞台にでるのは、暑くて大変だなと思いました。皆んなで頑張ろうよという感じです。

 

Q:今回モンティ・パイソンは結構難しいのでは?

A:モンティ・パイソンを英語でやるわけでないので、なんとかなるかな。とにかくやるしかないという感じです。でも俺ってわかるかな?

 

Q:この話をいただいたときにユースケさんはどう思いましたか?

A:日本人だと文化の違いもあるところが戸惑ったところですけれど、福田さんが面白く演出するでしょう。

 

Q:ミュージカルコメディは、日本ではなかなか無いですがプレッシャーは?

A:毎回何でもチャレンジですよ。それくらい無知なのですよ。演劇界のモンスターがそろっています。やりがいがあります。全員が主役だよね。連帯責任ね。敷居が高いと思わないほうがいいですね。タイトルも「スパマロット」ってこの子誰の子?ってわからないで しょう?(笑)とにかく楽しいから絶対見に来てね。

 

Q:アドリブは?

A:アドリブは好きじゃない。MR.アドリブ、MSアドリブがいるからね。全曲で24曲を歌うので、ムロ君じゃないけれどボイストレーニングしようかと思います。(メイク担当者が急遽ヒゲを付け直す。「これアロンアルファですよ」と笑いをわかせる。)

 

Q:今後仕事はバリバリやっていく?

A:適度に休みながらやっていきます。この衣装で意識朦朧としてきますね。(笑)とキャスト同士で衣装の話題で再度盛り上がる。

 

Q:エリックさんに会った感想は?

A:ファンになってしまいました。エリックさんに恥じないように演じていきたいと思います。

 

Q:最後に一言

A:ただただ面白いミュージカルです。

 

 

日本での初上陸となるミュージカル「モンティ・パイソン」。ユースケ・サンタマリア率いるキャストが、どう笑いをとるのか・・・2012年1月の公演をとても期待したいと思いました。

チケットぴあ
Asiaent_Lifeをフォローしましょう

<人気記事>