90年代に一世を風靡した元祖ヒップホップダンスグループのZOOが、解散から16年の時を経て、12日(日)渋谷duoでZOO FUNK のライブが開催された。リーダーTACO、ダンサーMARK、ダンサーHISAMIが、新しくZOO FUNK として登場し、ゲストにはZOOに楽曲提供していた中西圭三、そしてMCにはDJ TAROと豪華貴重なライブとなった。
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16年ぶりのライブを心待ちしていたZOO FUNKファンは、ライブ開演前から渋谷duoに集結し、ライブ前からヒートアップ!
DJ TAROが登場し、「16年の時を経たZOOがここに・・・心の準備は出来ていますか?その年に生まれた子が、今16歳になって・・・あの夏、高校生だった人が35歳過ぎて・・・そして、僕も40歳になりましたけれど・・・(爆笑)今日は、そのステージを楽しみにしている反面、実は彼らの体力ですとか・・・ルックスは大丈夫なのだろうか・・・”Choo Choo Train”できないんじゃないかな・・・(爆笑)」と、ZOO FUNK登場前に笑を沸かせた。そして、DAISUKE先生が登場し、ZOO FUNKライブを楽しむ方法として、一緒に振り付けをマスターして、踊って参加型のライブにしようとDAISUKE先生の振り付けレクチャー。
いよいよ会場のスクリーンに、ZOOの想い出の映像が流れると、歓声と拍手が鳴り響き、16年の時を経て熱い熱気となった。16年ぶりの最初のダンスパフォーマンスは「DaDa's Count Down」、そして、ZOO FUNK&中西圭三で「NATIVE」。中西圭三登場には、黄色い歓声と拍手、破れんばかりの拍手と夢のコラボレーションとなった。
DADAダンスタイム・・・会場の観客もステージの上でダンスパフォーマンスを披露。懐かしいDADAダンスの再現となった。そして、パフォーマンスを披露した方の腕にはブレスレットがプレゼントされた。
Fis blockの3人がステージに登場。12ヶ月連続CDリリースの冒険を達成したFis block。「Kiss」「Everytime」、TBS系テレビ「まさかのホントバラエティーイカさまタコさま」のエンディングテーマにもなった「Unlimited」と キレのあるダンスを披露した。そして、メンバーのsoul(ソウル)の父は、ZOO FUNKのMARKということを暴露し、夢の親子共演となった。
Fis block
soul(ソウル)
世界最古の管楽器ともいわれるディジュリドゥ演奏者のSMILYの演奏とMARK&HISAMIのダンスパフォーマンス。このディジュリドゥは、オーストラリアの先住民アボリジニの伝統楽器で、ユーカリの木で出来ていて、蟻がユーカリの木を食べて空洞になったものがディジリドゥという楽器となることをSMILYが語り、少しだけディジュリドゥが身近に感じた瞬間。
DJ TAROが頭にウィックを付けて、黒柳徹子”徹子の部屋”をマネし、中西圭三&ZOO FUNKの懐かしいト-ク。TACOがダンスの義務教育について熱く語り、「感覚だけでやっていくダンスはZOOがやってきたモットーなので、それを伝えていきたいと思ったこと」・・・今回のライブを開催するきっかけにもなったことを語った。中西は「90年代は新しいリズムが生まれて、聴くものだったのがダンスとコラボすることを是非やりたいと思っていたところに、ZOOの曲をやってみないかという話があり作りました」と、ZOOの楽曲を作るきっかけと想い出を語った。
ZOO FUNKの「Careless dance」のダンスパフォーマンス。そして、2回目のDADAタイムでは、ZOO FUNKに馴染みのある方々のダンスパフォーマンスも披露され、その中から中西圭三賞など優秀者にプレゼントが贈られた。
後半は、中西圭三の「Woman」「Timing」で、会場は中西ワールドに浸った時間、誰もが魅了され聴き入った瞬間。
そして、「Choo Choo Train」「Gorgeous」では、会場が一体化となった。アンコールでは、観客飛び入り参加でラインダンス。会場の観客もtubeを作り、全員で「Choo Choo Train」を歌い踊った。
16年という時間が作り出した新しい”ZOO FUNK”。これを機会に今後のZOO FUNKの活動にも注目したい。懐かしさとともに、貴重なZOO FUNK&中西圭三ライブに酔いしれた2時間30分の熱いライブとなった。
名称: ZOO FUNK TV PartⅡ
日時: 2012年8月18日(土) 13:00~開場、13:30~開演
会場: グランデ渋谷(パセラリゾーツ)
渋谷駅ハチ公口より徒歩5分
チケット: ¥4,000(スタンディング、税込)、別途ドリンク代¥500(現地にて)
企画・運営: LIVEE(ライビー)事務局
協賛: XSエナジードリンク
公式サイト: www.livee.jp
(取材:野地 理絵)